教育の目標
農村伝道神学校は農村・地方教会に仕える伝道者の養成を目指しています。
(1)「農」にかかわる
農村という場と農村への宣教を見据えての神学教育です。
これはまた、「農」の営みによっていのちを育む大地にかかわり、いのちと食、さらに生態の保全を課題とします。さらに、貧困・差別・人権などを「農」の視点から派生してくる宣教の課題としています。
大切なことは「農」という現場から離れないことです。わたしたちは理念を確立し、そこから現実に向かうのでなく、農村を含む地域社会との対話のなかで、そこでの問題や課題を
共有しながら神学教育を行っています。
(2)戦争責任
戦争責任を明確にし、神学教育を沖縄、アジアの人々と教会との対話のなかで推し進めていきます。特に、かつて植民 地とした国々の人々との出会いを大切にしつつ神学教育をし
ます。
(3)大地、共同性
「農」にこだわるなかで出会う現場と諸課題、人々との対話のなかで神学をおこないます。農業実習と共同生活を大切に
し、大地に親しみ、共同性を持ちつつ神学をしていきます。
(4)日本基督教団認可神学校として日本基督教団の宣教に参与し、さらに他教派にも開かれ、エキュメニカルな神学校を目指しています。