科目要項

2020年度科目要項

※科目要項をクリックすると内容を閲覧できます。

聖書神学/旧約聖書概論
旧約聖書概論(4単位) 高柳 富夫(1〜4)

<講義の概略>
この授業の目的は、「旧約聖書とは何か」、旧約聖書を生み出した「イスラエルとは何か」を追究することにあります。そのために、旧約聖書の歴史的研究、考古学的研究、文学批評、聖書神学を総合的に考察し、旧約聖書を歴史的・批判的に読むことに取り組みます。
旧約聖書の信仰思想は歴史と切り離して、無時間的に扱うことはできません。
古代イスラエル史、すなわちイスラエルの決定的始まりである出エジプト時代(前12~13世紀)からマカベア時代(前2世紀)のユダヤ教後期における文学に至るまでを視野の中に収めて考察します。
教科書としてB. W. Anderson, “Understanding the Old Testament”を講師が翻訳したものを用います。この書は、古代イスラエルの信仰を理解する最良の方法として、物語と歴史の相互に関連し合う側面を考察しています。旧約聖書を構成している諸伝承の歴史と、現在私たちが手にしている聖書の最終的な文学様式との相互の関連を考察するものです。
旧約聖書の言葉が、現代の「生」に対して投げかけている問いを受け止め、世界と人生の意味について差し掛けている光に照らされる経験を共有していきたいと思います。
受講者は、一年を通じて旧約聖書全体に親しみ、よく読み、各部分と共に全体を理解・把握するよう心掛けてください。教科書としては上記のものを用いますが、聖書そのものを読むことに代わるものはありません。
<教科書>
・「新共同訳聖書」日本聖書協会
・B. W. Anderson, “Understanding the Old Testament,” Prentice Hall: New
Jersey, 2007.
<参考書>
・並木浩一・荒井章三編「旧約聖書を学ぶ人のために」世界思想社、2012年
・W・H・シュミット著、木幡藤子訳「旧約聖書入門 上・下」教文館1994、2003年
・木田献一著「旧約聖書の概説」リトン、1995年
・石田友雄、木田献一他著「総説旧約聖書」日本基督教団出版局、1984年
・その他、授業の中で適宜紹介する。

聖書神学/新約聖書概論
新約聖書概論(4単位) 田中 健三(1〜4)

<講義の概略>
新約聖書27文書それぞれの歴史的背景・執筆事情・本文の構造の基礎を学び、その多様性を理解する。それによって今後の新約聖書理解を深める手掛りを得る。
正典27文書の理解のために、外典なども参照したい。
古典である新約聖書と現代とをどのように「橋渡し」するかということを念頭において、出席者との議論もしたい。
<教科書>
日本聖書協会『聖書 新共同訳』1987年および『聖書協会共同訳』2018年。
<参考書>
大貫隆・山内眞監修『新版 総説新約聖書』日本基督教団出版局、2003年。
W. マルクスセン『新約聖書緒論』渡辺康麿訳、教文館、1981年。
H. ケスター『新しい新約聖書概説 上下』永田竹司・井上大衛訳、新地書房、1989、90年。
その他適宜紹介する。

旧約聖書釈義(4単位) 高柳 富夫(2〜4 旧約概論既習者)2020年度は希望者なしのため開講せず

聖書神学/旧約聖書釈義
旧約聖書釈義(4単位) 高柳 富夫(2〜4 旧約概論既習者)

<講義の概略>
創世記1章から11章までの釈義を通して、釈義とは何か、釈義の方法と実際を学習することを目的とします。ヘブライ語本文の釈義をできる限り細密におこないますので、ヘブライ語文法履修者、および履修中の者を対象とします。
通時的研究(様式史、伝承史、編集史)と共時的研究(文学的構造分析や修辞論的研究)の総合を視野に入れながら、原初史の主題とその神学的意味を考察します。
釈義と黙想を経て、釈義者各自の状況(現場)からどのようなメッセージを聴き取りまた語るのかに至るまで、ディスカッションすることを大切に進めます。後期は毎回履修者に順番に釈義の発表を課します。七十人訳、ウルガタ、各種近代語訳、各種日本語訳など、履修者が用いる事のできるテキストを駆使して釈義を行い、学習成果を分かち合います。
出席と授業への参加度(発表、質問、意見表明など)を重視します。
<成績評価>
出席を重視する。学年末に釈義と説教のレポートを課する。
<教科書>
Biblia Hebraica Stuttgartensia(必要箇所のコピーを配布する)
『聖書』新共同訳(日本聖書協会)
『創世記』旧約聖書翻訳委員会訳(岩波書店)
<参考書>
『創世記』月本昭男著(日本基督教団出版局)
『新しい創造の神学』B.W.アンダーソン著 高柳富夫訳(教文館)
『いま、聖書を読む』高柳富夫著(梨の木舎)
その他、授業の過程で適宜指示する。

聖書神学/新約聖書釈義
新約聖書釈義(4単位) 絹川 久子(2〜4 新約概論既習者)

<講義の概略>

ギリシア語聖書に関する知識と共に、アパラタスの読み方、コンコーダンスの使い方、ギリシア語辞書の選び方、など実践的に活用できる方法をまず会得します。その上で、マルコによる福音書を中心に共観福音書に見られる平行記事を資料としながら、釈義の必要性を具体的な作業およびディスカッションを通して学びます。最終的に、テキストの釈義に各自で挑戦することを課題とします。日本語に翻訳されている諸テキストを比較することによって、まったく異なる言語構造を持つギリシア語と日本語のあいだに発生してしまうニュアンスの違いや意味の違いに注目していきます。釈義には必ず視点が伴いますので、どの立場に立ってテキストに向かうかについても注意を払っていきます。

<教科書>

「聖書」新共同訳(日本聖書協会)

日本語聖書各種

ギリシア語聖書 Nestle-Aland. Novum Testamentum Graece 28版

<参考書>

共観福音書対観表

新約ギリシア語辞典

随時紹介します

旧約神学は2020年度は無し

 新約神学は2020年度は無し

聖書神学/旧約特講
旧約特講(2単位) 飯郷 友康(1〜4)

<講義の概略>
ユダヤ経典講釈(通称「ミドラシュ」)の話芸を分析する。
<教科書>Biblia Hebraica Stuttgartensia
受講者各自愛用の日本語訳聖書
<参考書> Nahum N. Glatzer, Hammer on the Rock (1987).
詳細は、授業で紹介する。事前準備不要。

聖書神学/新約特講
新約特講(4単位) 吉田 忍(1〜4)

<講義の概略>

「異邦人の使徒」パウロの生涯及び思想を様々な側面から学びます。

<教科書>

特に指定ありません。

<参考書>

J・D・G・ダン『使徒パウロの神学』浅野淳博訳、教文館、2019年

佐藤研『旅のパウロ』岩波書店、2012年

E・P・サンダース『パウロ』土岐健治・太田修司訳、教文館、2002年

聖書神学/聖書時代史(旧約)
聖書時代史(旧約)(2単位) 飯郷 友康(1〜4)

<講義の概略>

基礎概念の内容を、いちいち再検討しよう。例、「旧約」「聖書」「時代史」、さらに言えば

「旧」「約」「聖」「書」「時」「代」「史」の語義、用例について。

<教科書>

受講者各自愛用の日本語訳聖書。

<参考書>

事前準備不要。受講者の知識、関心の進展、変化に応じ適宜紹介する。

 

 

新約聖書時代史(後期2単位) 山野 貴彦(1〜4)

<講義の概略>

いわゆる新約時代史すなわち紀元前3世紀から紀元後2世紀のヘレニズム・ローマ史およびユダヤ史を概観し、諸々の新約学的主題の史的背景および伝承・文書の成立の経緯を理解する際に必須となる歴史的な知識を獲得することを目指す。

<教科書>

指定しない。

<参考書>

・山我哲雄/佐藤研『改訂版 旧約新約聖書時代史』、教文館、2012年(第3版(岩波文庫版)もあり)

・シューラー E.『イエス・キリスト時代のユダヤ民族史』(全7巻。2019年3月現在第5巻まで刊行済)、小河陽ら(訳)、教文館、2012- 年 〔英語版:Schürer E., The History of the Jewish People of the Age of Jesus Christi 175 B. C. – A. D. 135). Vermes G./Miller F./Black M. (tr. and rev.), Edinburgh 1973-1987〕

・サフライ S. / シュテルン M. (編)『総説ユダヤ人の歴史 キリスト教成立時代のユダヤ的生活の諸相』(上中下巻)、長窪専三/川島貞雄/池田裕/土戸清/関根正雄(訳)、新地書房、 1989-1992年 〔原著: Safrai S. / Stern M. (eds.), The Jewish People in the First Century. Historical Geography, Political History, Social, Cultural and Religious Life & Institutions I-II (Compendia Rerum Iudaicarum ad Novum Testamentum: section I), Assen/Philadelphia 1987 (2nd. ed.)〕

・Stern E. (ed.), The New Encyclopedia of Archaeological Excavations in the Holy Land I-V. Jerusalem 1993 (I-IV), 2008 (V).

歴史神学/日本キリスト教史
日本キリスト教史(4単位) 戒能 信生(1〜4)

<講義の概略>

明治以降のプロテスタント・キリスト教の歩みについて、それぞれの時代を担った牧師・伝道者・信徒の生涯を取り上げ、その入信の事情、信仰理解の特徴、時代の問題への関わりなどについて、資料をもとに講義をします。受講生には、毎回、それぞれの人物についてのリーディング・レポートを課します。すなわち、講義と受講生のリーディング・レポートを組み合わせて授業を構成するわけです。毎回詳細な講義レジュメを用意します。参考文献は、最初の授業の際に配布します。試験はありません。リーディング・レポートがその代わりになります。受講生の積極的な参加を期待しています。

前期

①4月10日(金)前史としての中国伝道と外国人宣教師の来日

②4月17日(金)新島襄の生涯とその時代

③4月24日(金)海老名弾正の生涯とその時代

④5月8日(金)植村正久の生涯とその時代

⑤5月15日(金)内村鑑三の生涯とその時代

⑥5月22日(金)新渡戸稲造の生涯とその時代

⑦5月29日(金)柏木義円の生涯とその時代

⑧6月5日(金)第1期のまとめの授業

⑨6月12日(金)山室軍平の生涯とその時代

⑩6月19日(金)中田重治の生涯とその時代

⑪6月26日(金)高倉徳太郎の生涯とその時代

⑫7月3日(金)金井為一郎の生涯とその時代

後期

⑬10月9日(金)賀川豊彦の生涯とその時代

⑭10月16日(金)植村環の生涯とその時代

⑮10月23日(金)矢内原忠雄の生涯とその時代

⑯10月30日(金)第二期のまとめ

⑰11月6日(金)由木康の生涯とその時代

⑱11月13日(金)赤岩栄の生涯とその時代

⑲11月20日(金)木俣敏の生涯とその時代

⑳11月27日(金)鈴木正久の生涯とその時代

㉑ 12月4日(金)北森嘉蔵の生涯とその時代

㉒ 1月8日(金)隅谷三喜男の生涯とその時代

㉓ 1月15日(金)井上良雄の生涯とその時代

㉔ 1月22日(金)第三期のまとめの授業

 

歴史神学/アジアキリスト教史
アジアキリスト教史(4単位) 明治学院大学にて(1~4)2020年度も、明治学院と協約を結び、明治学院で開講される「アジア神学セミナー」を履修できることになりました。大変充実した講義内容になっています。

春期、秋期合わせて20回の講座ですが、通年ならば4単位、半期ならば2単位の認定をします。できるだけ通年での履修を勧めます。

受講料は免除。交通費のみ自己負担となりますが、学校が半額支給します。

世界キリスト教史「グローバル宣教史と戦後日本の教会」

(集中講義2月3日~5日、2単位)
<授業の概略>
大倉 一郎(1~4)

1.グローバル(global)宣教史

キリスト教の宣教活動は、初期からグローバル宣教史として読みとることも可能である。しかし、キリスト教がグローバル世界史において史実として抜きがたい存在になるのは、西ヨーロッパの大航海時代以降だといえる。現代にまでつながる人類の有機的包括圏が形成され始めた大航海時代以降の歴史のなかに、グローバル宣教史も展開した。以上のような見方に立って、この授業は、各時代の宣教を担ったキリスト者の軌跡と神学思想を検証することを目的の一つにしている。

2.植民地主義と脱植民地主義の相克を視座としたキリスト教宣教

大航海時代以降のグローバル世界史の軸をなすのは、植民地主義と脱植民地主義の相克の動きだった。本授業ではそのような理解を前提に、先ずラテンアメリカ、さらに近現代のアジア・アフリカなどにおける宣教史に焦点を当てる。そこでの大きな課題の一つが植民地主義とその克服という事柄である。その課題は、現代においてキリスト教宣教への神学的問いとして見逃せない。

3.日本基督教団の宣教の軌跡と思想

授業の後半では、以上のような見方に立って日本における宣教史を取り上げる。ただし、全てを取り扱えないので、日本基督教団の宣教史をとりあげる。授業の全体を通じて、限られた時数で長大な歴史と広大な地域と膨大な事項を扱う。そこで宣教と教会と国家との関係を考察の文脈としながら、各期のエポックをなす人物やその事績を紹介することにする。それらを通じて、この授業のもう一つの目的である21世紀の日本における宣教の神学を構想する基礎作業を行いたい。

<授業の予定> 

1.グローバル宣教史の概観

ボッシュの宣教史研究を手がかりに

2.第二世界大戦後の世界宣教

WCC

第2ヴァチカン公会議

3.新たな教会の台頭

解放の神学

解放の諸神学

4.戦後の日本の教会の宣教Ⅰ

日本基督教団

歴史的聖書学

5.戦後の日本の教会の宣教Ⅱ

農村伝道神学校

社会的関与における宣教

6.次に向かう道―質疑と対話

<教科書>

授業で配布するプリント等。

<参考書>

以下の参考書に授業で適宜新たな参考書などを加えて紹介する。

  1. 各地域史及び植民地史。

清水透『ラテンアメリカ五〇〇年―歴史のトルソー』岩波書店、2017。

網野徹哉『興亡の世界史 インカとスペイン帝国の交錯』講談社、2008。

ユルゲン・オースタハメル『植民地主義とは何か』論創社、2005。

マルク・フェロー『植民地化の歴史―征服から独立まで/一三~二○世紀』新評論、2017。

  1. 各論入門書及び原典史料。

染田秀藤『ラス=カサス』清水書院、1997。

バルトロメ・ラス・カサス『インディオは人間か』岩波書店、1995。

関西学院大学キリスト教と文化研究センター編『キリスト教平和学事典』(「アパルトヘイト」「デズモンド・ツツ」)2009。

Kairos Document: Theological Comment on the Political Crisis in South Africa. CIIR; Revised Version 1986.

  1. 神学研究および宗教研究書

グスタボ・グティエレス『解放の神学』岩波書店、1985。

レオナルド・ボフ/クロドビス・ボフ『入門 解放の神学』新教出版社、1999。

アルバート・ノーラン『南アフリカにいます神―福音の挑戦』南窓社、1993。

デイヴィッド・ボッシュ『宣教のパラダイム転換 下』新教出版社、2001。

  1. 講師の関連論文

大倉一郎「福島恒雄の北海道キリスト教史研究に関する一考察―『北海道キリスト教史』への応答と評価をめぐって―」『福音と社会』紀要第32号、農村伝道神学校。

同上「賀川豊彦と北海道農民福音学校」『福音と社会』紀要第33号、農村伝道神学校。

<成績評価>

期末レポート試験による評価を行う。ただし、全出席日数の3分の1を超える欠席がある場合は原則としてレポートを受理しない。

<授業に向けてのアドバイス>

毎回の授業を集中して聞き、関連書にあたり、自らの思考を深め、言説を鍛えることに尽きる。卒論研究にも効果的に関わるのでレポートの書き方を確実に身に着けて欲しい。

歴史神学/日本近現代史 Ⅰ
日本近現代史 Ⅰ(2単位) 杉山 弘(1〜4)
<講義の概略>
近代、あるいは現代とは、私たちが生きている今と一繋(ひとつな)がりの時代のことです。「自由」や「人権」、あるいは「国民国家」、そして「資本主義」など、現在の私たちがもつ価値観や社会の原理などが形づくられ、それを基礎に人間の営みが重ねられてきました。「日本近現代史Ⅰ」では、こうした近代・現代における、人びとの営みをたどります。アジア東端の列島に焦点を定め、やがて形をなす近代国民国家「日本」の動静にも眼を凝らします。講義では、まず歴史を学ぶ動機を互いにたしかめ合い、さらに歴史を学ぶ時の身構えや視点の置きかたなどについても、概観します。その上で、近現代の日本史を叙述したテキストによりながら、1860年代後半から1930年代までを眺めてゆきます。また講義にくわえ、近隣にある町田市立自由民権資料館での見学と調査、さらに旧鶴川村地域でのフィールドワークなどを通して、民衆史や地域史などの視点や方法を学びます。〈教科書〉・岩波新書編集部編『日本の近現代史をどう見るか』(岩波新書)岩波書店、2010年・その他、必要な文献をコピーして配布します。〈参考書〉

・成田龍一『近現代日本史と歴史学 - 書き替えられてきた過去 -』(中公新書)中央公論新社2012年

・子どもと学ぶ歴史教科書の会編『増補 学び舎中学歴史教科書 ともに学ぶ人間の歴史』2016年、学び舎

・井上勝生『幕末・維新』(岩波新書)岩波書店、2006年

・牧原憲夫『民権と憲法』(岩波新書)岩波書店、2006年

・原田敬一『日清・日露戦争』(岩波新書)岩波書店、2007年

・成田龍一『大正デモクラシー』(岩波新書)岩波書店、2007年

・加藤陽子『満州事変から日中戦争へ』(岩波新書)岩波書店、2007年

歴史神学/古代中世教会史
古代中世教会史(4単位) 橘 耕太(1〜4)

<講義の概略>

古代から中世へと至るまでの時代のキリスト教の歴史を概観する。基本的には時系列に沿って進むが、非常に広範な時代および地理的範囲を対象とするため、いくつかのトピックに絞って取り扱う予定である。そのなかで、公会議や国家との関わりといった「大きな歴史」から、教会と社会における人々との関わりといった「小さな歴史」まで、様々なレベルにおけるキリスト教の歴史を、個々人の多様な視点をもって眺めることを目的とする。

〈教科書〉

指定しない。

〈参考書〉

荒井献/出村みや子/出村彰『総説キリスト教史1 原始・古代・中世篇』日本キリスト教団出版局、2007年。

ロバート・ルイス・ウィルケン『キリスト教一千年史 地域とテーマで読む』上下巻、白水社、2016年。

フスト・ゴンサレス『キリスト教史(上巻) 初代教会から宗教改革の夜明けまで』新教出版社、2002年。

三代川寛子(編)『東方キリスト教諸教会 研究案内と基礎データ』明石書店、2017年。

その他、適宜紹介します。

近代現代教会史Ⅰなし

近代現代教会史Ⅱなし

組織神学/組織神学入門
組織神学入門(4単位) 織田 信行(1〜4)

<講義の概略>

Ⅰ.前期の講義は概略、以下の順序で進めます。
① 組織神学に求められていること
② 組織神学の負うべき課題、およびその限界
③ 組織神学と哲学の間、「真理」をめぐる問い
④ 組織神学は信仰の認識をめざす
⑤ キリスト教における「啓示」とは
⑥ 神の恩寵と信仰(「自由」をめぐって)
⑦ 創造とキリスト
⑧ 神学と哲学の交叉、「神の存在」についての問い
⑨ 神論「三位一体」教義をめぐって
⑩ 神の国・教会・終末待望
Ⅱ.後期の授業は神学書講読を中心に進めます。取りあげる本、及びテーマは参加者の希望も勘案しながら夏期休暇前までに決めます。
授業には毎回聖書を持参してください。

宗教学【東方キリスト教概論】なし

組織神学/宗教学〔イスラム入門〕
宗教学

2020年度は休講

組織神学/霊性とキリスト教倫理Ⅰ
霊性とキリスト教倫理Ⅰ(2単位) 石井 智恵美(1〜4)

<講義の概略>

「霊性」というテーマは、体・心・魂という人間の存在の根幹に関わるテーマである。危機の時にその人を根底から支えるものであり、日ごろからの訓練によってそれが養われる。本講義では、「霊性」の養いのために瞑想を行う。瞑想を通じて、自分自身をより深くみつめ、さらに自分の最も奥深いところで神と出会う場を整えることを学ぶ。キリスト教倫理の本質である「自分と同じように隣人を愛しなさい」を、実践してゆくために心身を整える霊性訓練を行う。自分自身に深く出会えば出会うほど、他者とも深く出会えることを、瞑想を続けるうちに受講者は必ず実感するだろう、他者に開かれた自分として生きる技法のひとつとしての瞑想を身につけることを本講義では目指す。この瞑想は坐禅の形で行うが、その方法を身につけることを主眼とするため出席を重視する。(欠席は2回まで)
<教科書>イレーネ・マキネス『禅入門―カトリック修道女の歩んだ道』(岩波書店、2009)

組織神学/霊性とキリスト教倫理Ⅱ
霊性とキリスト教倫理Ⅱ(2単位) 石井 智恵美(1〜4)

<講義の概略>
本講義は、「霊性とキリスト教倫理Ⅰ」を履修した者に開かれている。瞑想の方法が身についていることを前提として行う。前期で身につけた「霊性」の養いを、他者や社会へ向かう「倫理」へと切り結んでゆくことを本講義では目指す。今期は押田成人神父の霊性を学ぶ。押田成人は、西欧的な修道院の生活を離れて、東洋的な修道の道を模索し、高森草庵をはじめ祈りと農耕の生活を営んだ。また宗教の枠を越えた国内外の対話を通じで「地下流の霊性」を深める一方で、地域の環境運動の裁判闘争にも関わった。その中で示されている霊性と倫理の切り結びを、今の時代の中にあって求められている「霊性とキリスト教倫理」の課題を、受講者と共に探ってゆきたい。参加者は発表を課せられる。
<教科書>宮本久雄・石井智恵美編『押田成人著作選集1.深みとのめぐりあい』(教団出版局、2020)

組織神学/禅キリスト教入門[接心]
禅キリスト教入門[接心](2単位) 佐藤 研(1〜4)特別集中講義(12/14〜19)

<講義の概略>

禅接心を行う(12月14日朝―19日午前)。
前提として、坐禅の仕方を知っていること、接心の概略を承知し、期間中は徹底した沈黙を守れること(不可の場合は接心継続参加を認めない)。できるだけ全期間参加すること。
<教科書> なし。
<参考書> なし。

組織神学/禅キリスト教入門[オリエンテーション]
禅キリスト教入門[オリエンテーション2020年3月17日(火)午後のみ] 佐藤 研(1〜4)

<講義の概略>
<講義の概略>
禅の総体を略紹介し、坐禅の仕方を学ぶ。
やや緩やかなズボンをはいてくることが望ましい。
<教科書> なし。
<参考書> なし。

組織神学/坐禅会
坐禅会 指導:佐藤 研 5月11日(月)と10月12日(月)

詳細は追って告知する。

組織神学/黙想
黙 想(8単位) 高柳 富夫・佐藤 研(1年生は必修、2〜4年は選択、通年聴講可。随時参加可)

毎週木曜日午後4時30分〜18時00分。研修棟二階の黙想室にて行う。
1炷(ちゅう)25分の坐禅を2炷、間に経行(きんひん:歩行禅)を行う。

実践神学/説教学
説教学(前期2単位) 酒井 薫 2〜4)
<講義の概略>
本講は、教会現場に説教者として立つ時に必要な、聖書への取り組み方と伝え方を学ぶことを目指します。任地に赴任したとたんに、み言葉を語る、という毎日が続きますので、その事前準備の知識とハウツーを共に考えてまいります。受講者には、毎回担当者を決め、当該箇所のレポートを課題として課します。レポートを評価して成績とします。
〈教科書〉
・「新共同訳聖書」日本聖書協会 1987年発行版
・「説教と牧会」新教出版 ボンヘッファー著 森野善右衛門訳
1975年初版 (新教セミナーブック33 2013年版)
〈参考書〉
・諸資料は、講師側からその都度提案いたします。
実践神学/説教演習
説教演習(4単位) ロバート・ウィットマー、平良 愛香(3〜4)
<講義の概要>
<講義の概要>
聖書テキストテーマに合わせて実際に説教を作ってもらい、その説教について検討会を持つという形が基本になります。
また、いろいろな人の説教も時々参考にしたいと思っています。
<教科書>
特にありません。
実践神学/教会音楽
教会音楽(前期2単位) 小海 基(1〜4)

<講義の概略>

1997年に出された『讃美歌21』は、それまで使われていた1954年版『讃美歌』から43年ぶり大改訂された画期的なものでした。その全体像を学びます。教材は講師が作成した資料を用いますが、毎回その資料とその日指定された賛美歌の作者の背景について受講者が日本基督教団讃美歌委員会編『讃美歌21略解』(日本基督教団出版局)等で調べ発表した上で、歌っていく形で進めます。参加者は『讃美歌21』(教団出版局)を持参のこと。受講者には最後に賛美歌作成に挑戦していただきます(作詞か作曲、あるいはその両方)。それをレポートとして提出してもらいます。
1)「世界の賛美歌のデモンストレーションビデオを見る」
2)「『讃美歌21』の理念」
3)「壁を崩した賛美歌-ベルリンの壁崩壊30年の年に」
520「真実に清く生きたい」、419「さあ、共に生きよう」、424「美しい大地は」、369「われら主にある」、293「こころを一つに」、410「昇れよ、義の太陽」、375「賜物と歌を」
409「すくいの道を」、480「新しい時をめざし」、*ベートーヴェン交響曲第9番より(バーンスタイン)
4)「受難劇と賛美歌-オーバーアマガウの年に」
87「罪なき子羊」、310、311「血しおしたたる」、313「愛するイェス」、295「見よ、十字架を」、294「ひとよ、汝が罪の」、293「救いのぬしは罪もなしに」、447「神のみこころは」、215「心をはずませ」、63の4節、「天のごとく地にも」、569「今やこの世に」、
306「あなたもそこにいたのか」(ハーレムルネサンス)、*バッハ「マタイ受難曲」BWV244より
5)「詩編歌の世界—日本の賛美歌はいつまでも花鳥風月に留まっていて良いのか?」
113「いかに幸いなひと」、155「山べにむかいて」、156「目を上げ、私は見る」、459「飼い主わが主よ」、120「主はわがかいぬし」、131「谷川の水を求めて」、132「涸れた谷間に野の鹿が」、579「主を仰ぎ見れば」、161「見よ、主の家族が」、162「見よ、きょうだいが」、113「いかに幸いな人」、164「バビロンの流れの」、*塩田泉神父「キリストの平和」(『こどもさんびか』34)より
6)「敗戦後から再出発する賛美歌」
46「すべての人よ」(テゼ共同体)、175「深い川を越えて」(ハーレムルネサンス)、
333「主の復活、ハレルヤ」、372 「幾千万の母たちの」、373「戦い疲れた民に」(マーシュチャペル)、398「光さす朝」、444「気づかせてください」480「新しい時をめざし」、
488「この世に造られた」(ダコタ)、374「おやすみよ」、398「光さす朝」、444「気づかせてください」、371「このこどもたちが」
7)「最期の賛美歌・白鳥の歌」
434,435「しゅよ、みもとに」、533「どんなときでも」、469「善き力にわれかこまれ」、
「こどもさんびか」37(2)「さよならグッバイ」、91「神の恵みゆたかに受け」、112「イェスよ、みくにに」(テゼ共同体)、385「花彩る春を」180「去らせたまえ」、*バッハ カンタータBWV82「われ足れり」より
8)「飼い葉桶と十字架」
264「きよしこの夜」、244「キリストは明日おいでになる」(ヒムイクスブロージョン)
243「闇は深まり」(クレッパー)、254「小鳥も飛び去る冬のさなか」(ヒューロンキャロル)、256「まぶねのかたえに」(ルター)、273「この聖き夜に」(クレッパー)、272「おやすみなさい」(アラル)、229「いま来たりませ」、246「天のかなたから」、*バッハ クリスマスオラトリオBWV248より
9)「コラールの王、コラールの女王-コラールの世界」
230「『起きよ』と呼ぶ声」(コラールの王)、276「あかつきの空の美しい空よ」、
160「深き悩みより」、317「主はわが罪ゆえ」、377「神はわが砦」、11「感謝にみちて」、
75「今、装いせよ」、7「ほめたたえよ、力強き主を」、
10)「ヒム・イクスプロ―ジョン(賛美歌爆発)の衝撃」
104「愛する二人に」、82「今こそここに」、304「茨の冠を主にかぶせて」、563「ここにわたしはいます」、375「賜物と歌を」、542「主が受け入れてくださるから」、439「暗い夜」、364「いのちと愛に満つ」」
11)「それなら私も賛美歌を作ってみよう(賛美歌創作)」

礼拝学は無し

キリスト教教育はⅠもⅡも無し

実践神学/キリスト教教育Ⅱ
キリスト教教育Ⅱ   2020年度は休講

実践神学/牧会心理学
牧会心理学(4単位)  川浦 弥生(1〜4)

<講義の概略>
いつの時代にも人間は心理的問題で苦しんでいます。日本においてメンタルヘルスの問題が社会に蔓延していることを踏まえると、ほとんどの人がメンタルヘルスの問題を抱えている人と対人関係をもつ可能性があります。また、心理的問題は様々なきっかけによって起こりますので、現在、健康である人もいつメンタルヘルスの問題を抱えてもおかしくはありません。牧師に精神疾患が少なくないことは特に注目すべきです。これらのことを踏まえて教会というコミュニティ(共同体)においてどのような他者への配慮や注目によって、どのような関係を構築することが、これらの問題を適切に理解し支援することになるかを考えます。メンタルヘルスは「個人的な」心理的問題に焦点を合わせようとする傾向がありますが、教会は2~3人以上の群れであることを考えると、コミュニティの形成を社会心理学的に考えていくことがもとめられるでしょう。
以上のことを前提として、教会で出会うことが多いであろう最新の心をめぐる諸問題を社会との関係から概観します。また、特に自分自身のメンタルヘルスのリスクマネージメントのためにアンガー・マネージメントやストレス・マネージメント、レジリエンス・スケール、Appreciative Inquiry(対話的組織開発)、AUDIT(アルコール関連のスクリーニングテスト)、Negative capabilityなど、集団生活と密接に関連し、誰でも利用できるいくつかの視点または手法を紹介します。また、「禅キリスト教」「霊性とキリスト教倫理」とのリンクのひとつのかたちとして、一年を通してマインドフルネスを実施します。座禅との違いをも体感してください。
性差別や障がいをめぐる諸問題ついては解放講座がありますので、そちらの知見を優先してください。受講生の希望によってテーマを変えることも考えています。
前期
第1回 オリエンテーション
第2回~第4回 メンタルヘルスにおける現代のパラダイム・視座
第5回 戦争と災害の歴史とメンタルヘルス
第6回~7回 急性ストレス反応とPTSD
第8回~9回 PTSDとトラウマ・ケア (ヘイトスピーチ、DVなど)
第10回 緊急時の対応と支援(自死、犯罪被害、事故など)
第11回~12回 ハラスメントと教会(改正労働施策総合推進法の理解を含む)
後期
第13回~14回 アディクション
第15回~16回 高齢者の生活と教会 (生きがい、認知症など)
第17回 内科的疾患と諸問題(糖尿病、がん、甲状腺など)
第18回 カウンセリングをめぐる誤解と誤用(多重関係の禁止、メシア・コンプレックス、傾聴の誤用など)
第19回~21回 こどもをめぐる諸問題(発達障がい、いじめ、不適切な養育など)
第22回~24回 精神疾患
<参考文献>
Paulo Freire 『非抑圧者の教育学』 亜紀書房 1991年
Judith Lewis Harman 『心的外傷と回復』 みすず書房 1999年
Dave Grossman 『戦争における人殺しの心理学』 ちくま学芸文庫 2006年
Linde Zingaro 『援助者の思想 境界の地に生き、権威に対抗する』お茶の水書房 2008年
Slavoj Zizek 『暴力 ―6つの斜めからの省察』 青土社 2010年
藤井誠二 『犯罪被害者遺族が語る「事件後」のリアル』 講談社 2011年
向谷地生良 『精神障害と教会』 いのちのことば社 2015年
Arno Gruen『従順という心の病 私たちはすでに従順になっている』 YOBEL,Inc. 2016年
外山義 『自宅でない在宅 高齢者の生活空間論』 医学書院 2016年
帚木蓬生 『ネガティブ・ケイパビリティ 答えのない事態に耐える力』 岩久書店 2017年
Carolin Emcke 『憎しみに抗って ―不純なものへの賛歌』みすず書房 2018年
木津谷岳 『職場のあの人、もしかして発達障がい?と思ったら』秀和システム 2019年
その他

牧会心理学(1単位)大西 秀樹(医師、精神科専門医)、石田真弓(臨床心理士、公認心理師)〔集中講義 9月29日(石田)、30日(大西)〕(1~4)
【講義の概略】
信徒およびその家族に心の問題が生じることは稀ではない。その際の適切な援助は本人およびその周囲にいる人々の心の安定を保つために欠くことはできない。したがって、心の問題およびその援助法について学び、実践することが欠かせない。
本講では、主に成人にみられる心の問題について解説するとともに、牧師として、本人および周囲に対しどのような援助を行えばよいか解説したい。
信徒に身体面の問題が生じることもある。身体の問題を抱えると、日常生活の変化から様々な心の問題が生じる。その際の精神的な援助および家族の援助について解説する。
死別は人生最大のストレスである。したがって、遺族に心身の問題が起きることも多い。遺された人々のケアも重要な課題である。遺族に生じる心の問題およびそのケアについても学ぶ。
【教科書】
聖書:「よきサマリア人のたとえ」を読んできてください。
【参考書】
1. 命がけでユダヤ人を救った人々(キャロル・リトナー, サンドラ・マイヤーズ、河出書房新社)
2. 遺族外来(大西秀樹著、河出書房新社)

実践神学/牧会心理学(集中講義1単位)
牧会心理学(集中講義1単位)大西 秀樹(精神科医)、石田真弓(臨床心理士)
[集中講義 9月29日 (石田) 9月30日 (大西)](1〜4)<講義の概略>
信徒およびその家族に心の問題が生じることは稀ではない。その際の適切な援助は患者およびその周囲にいる人々の心の安定を保つために欠くことはできない。したがって、心の問題およびその援助法について学び、実践することが欠かせない。
本講では、主に成人にみられる心の問題について解説するとともに、牧師として、本人および周囲に対しどのような援助を行えばよいか解説したい。
信徒に身体面の問題が生じることもある。身体の問題を抱えると、日常生活の変化から様々な心の問題が生じる。その際の精神的な援助および家族の援助について解説する。
死別は人生最大のストレスである。したがって、遺族に心身の問題が起きることも多い。遺された人々のケアも重要な課題である。遺族に生じる心の問題およびそのケアについても学ぶ。
<教科書>
聖書:「よきサマリア人のたとえ」を読んできてください。
<参考書>
・「遺族外来:大切な人を失っても」大西秀樹著
・「思いやる勇気―ユダヤ人ホロコーストから救った人びと」キャロル リトナー(編集),サンドラ マイヤーズ(編集),Carol Rittner(原著),Sandra Myers(原著),食野雅子(翻訳)
実践神学/日本基督教団史(前期2単位)
瀬戸 英治(4)
<講義の概略>
日本基督教団の成立と以後の歩みを概観しながら、日本基督教団の教会としてのあり様を捉え、日本基督教団合同教会論の可能性を考える。
・日本基督教団の成立と戦争協力
・終戦後の歩み―教派問題と教団信仰告白の成立
・教団紛争―万博問題と東神大機動隊導入問題
・沖縄キリスト教団との合同とその捉え直し
・阪神淡路大震災と教団の対応を巡って
・差別問題への対応
・「信仰告白による一致」と公同教会宣言
・「聖礼典の乱れ」キャンペーンと教師免職処分問題
・日本基督教団とはどういう教会なのか?
<教科書>
なし(授業ごと、資料等を配布します)
<参考文献>
日本基督教団史資料集 全5巻 日本基督教団宣教研究所教団史史料編集室編纂
ほか、そのつど紹介します。
実践神学/教憲教規
教憲教規(2単位) 瀬戸 英治(4)

<講義の概略>

<講義の概略>
⑴ 教憲・教規によって法的に形付けられている日本基督教団・教区・教会・信徒を学ぶ。
⑵ 戦前の宗教団体法と戦後の宗教法人の違いを比べ、国家と宗教について考える。
⑶ 教憲・教規と宗教法人法の関連を学ぶ。
⑷ 補教師検定試験の準備をする。
<教科書>
⑴ 日本基督教団『教憲教規および諸規則』(最新版) 日本基督教団出版局
⑵ 『宗教法人法』日本基督教団事務局
⑶ 『教師検定試験問題集』日本基督教団教師検定委員会
<参考書>
『宗教法人法の諸手続き』(日本基督教団事務局)
『教憲教規の解釈に関する洗例集』(日本基督教団信仰職制委員会)

実践神学/実践神学特講Ⅰ「解放の神学」
実践神学特講Ⅰ(2単位) 有住 航(1〜4)

<講義の概要>
テーマ:「エキュメニズム」の理論と実践––––エキュメニカルな議論への参加・文脈化・応答
本講義では「実践神学」の課題として、近現代以降のキリスト教においてもっとも重要な潮流のひとつであるエキュメニズムを取り上げます。20世紀以降のエキュメニズムの歴史を概観し、とくに宣教論、サクラメント論、教会論など「実践神学」の領域でなされてきた/現在なされているエキュメニカルな議論に触れながら、現在進行する議論に参加することを目的とします。
また、受講者それぞれの現場の課題を共有し、キリスト教の伝統や現在のあり方を批判的に検討しつつ、エキュメニズムの理論と実践をどのように文脈化し、応答するのかについて考えます。
〈講義計画〉
1. イントロダクション:「実践神学」とは?
2. エキュメニカル運動史(1):近代エキュメニズム前夜
3. エキュメニカル運動史(2):世界教会協議会の創立とその運動
4. 宣教を考える(1):植民地主義と「世界宣教」
5. 宣教を考える(2):「神の宣教」と「周縁からの宣教」
6. 伝統を考える(1):バプテスマ
7. 伝統を考える(2):ユーカリスト
8. 伝統を考える(3):職制
9. 教会を考える(1):レイシズムと教会
10. 教会を考える(2):戦争・国家・教会
11. 教会を考える(3):「移民の世紀」における教会
12. ふりかえりとまとめ
〈教科書・参考文献〉
教科書はとくに指定しません。参考文献は以下の通りです。この他については適宜講義にて紹介します。
神田健次、関田寛雄、森野善右衛門編『総説実践神学』日本基督教団出版局、1989年
神田健次、関田寛雄、森野善右衛門編『総説実践神学Ⅱ』日本基督教団出版局、1994年
世界教会協議会世界宣教伝道委員会・信仰職制委員会編『いのちに向かって共に/
教会––現代エキュメニカル運動における二大重要文書』キリスト新聞社、2017年
日本キリスト教議会信仰と職制委員会・日本カトリック教会エキュメニズム委員会編訳
『洗礼・聖餐・職制––教会の見える一致をめざして』日本基督教団出版局、1985年

実践神学/実践神学特講Ⅱ
実践神学特講Ⅱ  有住 航(1〜4)

<講義の概要>

テーマ:日本における「解放の神学」の文脈化と応答––––『荊冠の神学』を読む
本講義では、日本における「解放の神学」を模索した栗林輝夫の『荊冠の神学』を精読し、その今日的意義と課題を明らかにしつつ、どのように自分たちの現場/実践へ文脈化し、応答するのかについて考えます。とくに「実践神学」の視点から『荊冠の神学』を読み、そこで議論されている神学と現場の関係性、解放的な神学/実践のあり方、差別と教会などのテーマについて考えたいと思います。
また、『荊冠の神学』の精読と批判的検討をとおして、日本における解放の神学をめぐる状況とその可能性について探りたいと思います。
〈講義計画〉
受講者によるテクスト精読と相互討論によるゼミ形式で進めます。事前にテクストを読んでくることを課題とします。
1. イントロダクション:『荊冠の神学』について
2. 〜9. 栗林輝夫『荊冠の神学』精読
10. 〜11. 『荊冠の神学』の今日的意義と課題
12.ふりかえりとまとめ(あとがき)
〈教科書〉
栗林輝夫『荊冠の神学』新教出版社、1991年
*ただし、事前に入手が難しい場合は、講義初日に指示します。
〈参考文献〉
栗林輝夫『日本で神学する 栗林輝夫セレクション1』(西原廉太・大宮有博編)新教出版社、2017年
工藤英一『キリスト教と部落差別 歴史への問いかけ』新教出版社、1983年
日本キリスト教団部落解放センター編『解放へのかけ橋 ルイス・グリヤの歩み』日本基督教団出版局、1984年
ヴァージニア・ファベリア、R.S.スギルタラージャ編『〈第三世界〉神学事典』(林厳雄・志村真訳)日本キリスト教団出版局、2007年

※2020年度は都合により、社会学とキリスト教教育は休講となります。

解放講座/解放講座 C(性差別問題講座)
解放講座 C (後期2単位) 平良 愛香(1〜4)

<講義の概略>
「性差別はうちの教会にはありません」本当でしょうか。わたしは今まで「性差別のない教会」に
行ったことがありません。では一体何が性差別なのでしょうか。
キリスト教は実は性差別がとても生まれやすい場でもあります。そのことに気づき、克服していく
ために学んでいきます。
また「女性差別」「男性差別」といったジェンダー差別だけでなく、同性愛、バイセクシュアル、
アセクシュアル、トランスジェンダーといった、セクシュアル・マイノリティーの課題(そこに向き合
えない社会や教会の課題)についても学び、さらにそこから浮かび上がってくる新たな「性倫理」をと
もに模索していきたいと思います。
模擬結婚式や離婚式を通して、「結婚は果たして祝福か」ということまで踏み込めればと考えています。
(予定)教会のジェンダー差別、性の多様性、合意のない性関係(性暴力、セクシュアル・ハラスメ
ント)、合意のある性関係(婚外交渉、セックスワーカー)、HIV/エイズと性差別、結婚とはetc.
<教科書>なし
<参考書>
山口里子「虹はわたしたちの間に~性と生の正義に向けて」新教出版社
平良愛香「あなたが気づかないだけで神様もゲイもいつもあなたのそばにいる」学研プラス

解放講座/解放講座 D[障がい者差別]
解放講座 D[障がい者差別](2単位) 島 しづ子(1〜4)

<講義の概略>
この講座は「障がい者差別問題」の視点から、自分自身を不自由にしている差別の問題を考える。
1981年が国際障害者年とされ、「完全参加と平等」が叫ばれた前後から、日本基督教団でも「障がい者のために」から「障がい者と共に」という視点の変化があり、行政でも「障がい者と共に」という言葉が使われるようになった。しかし、障がい者の尊厳が損なわれている現実は変わらずにある。障がい、病気をマイナスと考え、『普通』というあいまいな概念で、本来多様でしかない人間を枠にはめこもうとする考え方が支配的だからだ。
人間の中心には弱い自分自身がいる。弱い自分を隠し、弱いときに傷つけられた痛みを隠し、壁を作り、怒りと孤独にうめきながら、尚、強いふりをしながら生きることをやめて、壁を壊し、自由になる道を考えたい。当事者のみならず、差別する者をも不自由にしているこの考え方を再考し、共に解放される道を模索したい。
<参考書>
レッツ!当事者研究 1.2,3 べてる しあわせ研究所 編集協力 向谷地生良
認定NPO地域精神保健福祉機構・コンボ
「私は戦争のない世界を望む」アルノ・グリーン著 村椿嘉信・松田眞理子訳 ヨベル刊

解放講座/解放講座 E[沖縄と教会]
解放講座 E[沖縄と教会](2単位) 平良 愛香(1〜4)

<講義の概略>
「沖縄を見ずに宣教をしようとすると、問題と方向を大きく見誤りますよ」と言った人がいる。
この言葉は何を意味するのだろうか。
「沖縄は大変ですね」と言われることがある。その「ねぎらい」の言葉が、沖縄を傷つけていることに気づいているだろうか。
「沖縄の問題」ではなく「日本の問題」「日本のすべてのキリスト者の問題」であることを共に学んでいければと願っている。
トピック
沖縄の文化を学ぶ(食、言葉、音楽ほか)。
沖縄の歴史を知る。(植民地としての沖縄。加害者としての沖縄。)
沖縄戦がもたらしたもの。
基地の問題。
沖縄と天皇制。
プロテスタント150年を考える。
沖縄と国家。
沖縄とキリスト教。
沖縄と日本基督教団。
基地の県外移設と沖縄独立論。
沖縄を通して浮かび上がる日本の問題、キリスト教の問題。 ほか
<教科書>
特になし。
<参考書>
いろいろ用意します。それぞれで選んでいただき、読んで紹介してもらいます。

解放講座/特別講義(アイヌ民族の権利回復)

特別講義「アイヌ民族の権利回復」(集中講義12月8日~9日 1単位)三浦 忠雄(1~4)

世界の先住民族の権利回復の闘い、アイヌ民族の歴史、アイヌ民族とキリスト教など。

詳細は後日(後期が始まる9月頭)にお知らせします。

(集中講義の履修申し込みは開講の2か月前を締め切りとします)。

一般教養/キリスト教概論
キリスト教概論(2単位) 滝沢 貢(1〜4)

<講義の概略>

「キリスト教って何ですか?」と問われた時、わたしたちは何と言ってそれに答えるだろうか。わたし(たち)にとって自明なことは、全てのキリスト者(たち)にとって自明なことだろうか。隣の人の理解するキリスト教とわたしの理解するキリスト教とは正しく一致しているのだろうか。一致していなければどちらかがキリスト教ではないことになるのだろうか。
世界に枠を広げるまでもなく、わたし(たち)のキリスト教理解には様々な違いがある。その違いの幅を歴史は「豊かさ」として受け入れてきた。ところが歴史上何度かは、違いを豊かさとして受け入れることが出来ずに、「異端」として退けても来た。ではそれを分ける線は一体何だったのだろう。
キリスト教概論の授業ではこの「キリスト教って何?」という問いに、様々な神学、特に歴史神学の助けを借りながら答えを一緒に探ってみたい。
受講する学生は、自らが所属する、あるいは奉仕する教会の歴史や特徴について、また自らの教会/信仰歴について受講生皆と分かち合うことからはじめるので、講義が始まる前までにあらかじめ分かち合うべきものを用意しておいていただきたい。教会が発行する週報や記念誌、所属するグループの月報などが助けになるだろう。
<教科書および参考書>
教科書は用いない。参考書は講義中に提示するかも知れない。
日本基督教団に所属する学生は最新版の「日本基督教団年鑑」の「教団の記録」(おおよそ35ページ程度)が参考になる。その他、基本的にはプリントを用意する。
<特記すべき事項>
最後の授業は、ビデオ鑑賞なので教室を移動する。受講生との間で日程を調整し概ね150分ほどの時間枠を考える。
単位はこのビデオを一緒に鑑賞し、話し合い、そのレポートを提出することによって授与する。レポートの締め切りは別に提示する。
ビデオは個人的に観賞することも可能ではあるが、受講生が一緒に見るその空間の共有が大切であると考えるゆえ、日程の調整は丁寧に行いたい。

社会学なし

一般教養/社会学
社会学(2単位) 堀江 有里(1〜4)<講義の概要>

2020年度は休講

「社会」とは何か――普段、何気なく使っている「社会」という言葉は、なかなかに定義付けが難しいものです。本講義では、社会学の成り立ちや基本概念のいくつかを学習することによって「社会」のしくみを考えます。そのうえで、学問としての「社会学」のモノの考え方に触れることによって、具体的な社会現象を理論的に把握するとはどういうことかを考えます。
<講義計画>
01.イントロダクション:「社会学」の考え方
02.社会学の理論と背景 (1):近代社会の成立と社会学の誕生03.社会学の理論と背景 (3):シカゴ学派の社会学
04.個人と社会 (1):自己・アイデンティティ
05.個人と社会 (2):相互行為
06.集団と社会 (1):家族・地域
07.集団と社会 (2):学校・教育・規律
08.国家と社会 (1):国民国家・シティズンシップ・民族
09.国家と社会 (2):移動・グローバル社会
10.文化と社会 (1):メディア・コミュニケーション
11.文化と社会 (2):文化装置としての宗教
12.ふりかえりとまとめ
<参考書>
教科書は使用しません。参考文献は以下のほか、講義内にて適宜紹介します。
見田宗介『社会学入門 ――人間と社会の未来』(岩波新書、2006年)
アンソニー・ギデンズ『社会学(第5版)』松尾精文ほか訳(而立書房、2009年)
ランドル・コリンズ『脱常識の社会学 ――社会の読み方入門』井上俊・磯部卓三訳(岩波現代文庫、2013年)

一般教養/オルガン実技Ⅰ
オルガン実技Ⅰ(2単位) 三宮 千枝(1〜4)

<講義の概略>

礼拝奏楽のためのリードオルガン奏法、各人に応じた個人レッスン。
<教科書>
♪初歩の人 島崎赤太郎編『オルガン教則本』
『初歩からさんびかがひけるまでのオルガンテキストブック』1〜4(キリスト教音楽センター)
♪オルガン教則本終了程度の人『ラインハルト・オルガン教本』(日本基督教団出版局)
<参考書>
『讃美歌21』、大中寅二『礼拝用オルガン小曲集』『オルガン聖曲集』等。

オルガンⅡ(後期2単位) 三宮 千枝(実技Ⅰ既習者、Ⅰ未習者は要相談)
<講義の概略>
礼拝奏楽のためのリードオルガン奏法、個人レッスン。オルガン実技Ⅰ履修者対象。
<教科書>
オルガン実技Ⅰで使用の教科書の続き、『讃美歌21』
<参考書>
J.S.バッハ『オルガン曲集』等、適宜。

一般教養/オルガン実技Ⅱ
オルガン実技Ⅱ(2単位) 三宮 千枝(実技Ⅰ既習者)

<講義の概略>

礼拝奏楽のためのリードオルガン奏法、個人レッスン。オルガン実技Ⅰ履修者対象。
<教科書>
オルガン実技Ⅰで使用の教科書の続き、『讃美歌21』
<参考書>
J.S.バッハ『オルガン曲集』等、適宜。

語学/ヘブライ語文法
ヘブライ語文法(4単位) 高柳 富夫(1〜4)

<講義の概略>

ヘブライ語の初級文法を学びます。前期は最も基本的な文法事項を学習します。後期は創世記第一章のテキストを読みながら、その都度必要に応じた文法事項を復習し、かつ補足して行きます。
<授業の進め方>
はじめにヘブライ語のアレフベートと発音記号の学習に充分時間をかけ、ヘブライ語聖書を音読できるように修得を目指します。
その後は、実践的に創世記第一章を読みながら、その都度必要な文法事項を整理して解説していきます。動詞の変化、名詞、代名詞、前置詞などの学習、そしてヘブライ語の基本的な統語法の学習を、原典に則して実践的に修得していきます。
どれか一つの文法書をくまなく学習するのではなく、講師のヘブル語学習の経験に基づいて、学習のポイントを絞ってできるだけ分かりやすく解説していきます。
学習目標は、原典を音読できるようになること、辞書を使えるようになること、原典(BHS)の脚注を読めるようになること、この三つを目指します。
<教科書>
講師が考案した教科書を使います。授業ごとにプリントを配布します。
<参考書>
J・ワイングリン著 『実践 旧約ヘブル語文法』 いのちのことば社
左近義慈著 『ヒブル語入門』(改訂増補版) 教文館
『聖書ヘブライ語』キリスト教図書出版社 創刊号~第九号
片山徹著『旧約聖書ヘブライ語入門』キリスト教図書出版社
谷川政美著 『ヘブライ語独習』キリスト新聞社
池田 潤著 『ヘブライ語のすすめ』ミルトス
J.Weingreen, A Practical Grammar For Classical Hebrew, second ed. Oxford
University Press, 1959
B.P. Kittel, V. Hoffer, and R. A. Wright, Biblical Hebrew: A Text and Workbook,
Yale University Press, New Haven and London, 1989
A.B. Davidson, Davidson’s Introductory Hebrew Grammar, 27th ed.T.&T. CLARK,
Edinburgh, 1966.
<辞 書>
William L. Holladay, A CONCISE HEBREW AND ARAMAIC LEXICON OF
THE OLD TESTAMENT,Hendrickson, 1993
Brown, Driver, Briggs, The New Brown-Driver-Briggs-Gesenius Hebrew and English Lexicon,Hendrickson, 1979

語学/旧約原典Ⅰ(前期2単位)・旧約原典Ⅱ(後期2単位)
旧約原典Ⅰ(前期2単位)・旧約原典Ⅱ(後期2単位) 飯郷 友康(文法既習者)

旧約原典Ⅰ(前期)飯郷 友康(文法既習者)
<講義の概略>
とりあえず『創世記』第11章冒頭、いわゆる「バベルの塔」説話を講読しよう。わずか全9節の掌編、構成は単純ながら文章は適度に難解。諸説を比較し、その是非を検討する。古典本文釈義の初歩を体験したい。
<教科書>
Biblia Hebraica Stuttgartensia
受講者各自愛用の日本語訳聖書
<参考書>
事前準備不要。受講者の知識、関心の進展、変化に応じ適宜紹介する。

旧約原典II (後期)飯郷 友康(文法既習者)
<講義の概略>
旧約聖書中、任意の箇所を選び講読する。受講者の関心と興味を優先しよう。講読箇所の選択基準を含めて、古典本文釈義の基礎を習得したい。諸説を比較し、その是非を検討する。
<教科書>
Biblia Hebraica Stuttgartensia
受講者各自愛用の日本語訳聖書
<参考書>
事前準備不要。受講者の知識、関心の進展、変化に応じ適宜紹介する。

語学/ギリシア語文法
ギリシア語文法(4単位)(再履修にて8単位まで可) 吉田 忍(1〜4)

<講義の概略>
コイネー・ギリシャ語の基本文法を学びます。授業は文法事項の説明及び宿題の解説が中心となります。毎回、希文和訳及び希語単語暗記を宿題として提出しますから、受講者は予習・復習に十分時間を割く必要があります。
尚、一度基本文法を学ばれた方が受講しても構いません。
<教科書>
大貫隆『新約聖書ギリシア語入門』岩波書店、2004年
<参考書>
授業内容をまとめたプリントを毎回配布します。

語学/新約原典Ⅰ.Ⅱ(前後期各2単位) 新約原典Ⅱ(後期2単位)
新約原典Ⅰ(前期2単位) 新約原典Ⅱ(後期2単位) 田中 健三

<講義の概略>
ギリシア語初級文法既習者を対象に新約聖書原典を精読していく。本年はヨハネ福音書2章13節から始める。出席者には該当箇所の予習が求められる。新共同訳および共同訳についての検討をするとともに、原典講読によって新約聖書の内容理解を深めることを目指す。
<教科書>
Nestle-Aland, Novum Testamentum Graece (28 revidierte Aufl.)
既に持っているのであればUnited Bible Societies版でも可。
<参考書>
大貫隆『新約聖書ギリシア語入門』岩波書店。
その他に辞書、文法書などを授業内で紹介する。

※2020年度は希望者なしの為開講せず

語学/アジア諸語(インドネシア語)
アジア諸語(インドネシア語)(4単位) 藤井 温美(1〜4)講義の概略】

インドネシア語は、インドネシア共和国(Republik Indonesia, RI)の国語で、「貿易用語」であったマレー語を母体に作られた言語です。格や時制がなく文法も簡易であり、また文字もアルファベットを用いるため、初学者にも敷居が低く学びやすいです。
当講座ではインドネシア語の「入門・基礎」を学習し、文化・民族・自然など多様性に満ちたインドネシアが受講者にとってより身近なものになることを目標としています。
【教科書】
舟田京子『新装改訂版やさしい初歩のインドネシア語』南雲堂
【参考書】
『プログレッシブ インドネシア語辞典』小学館
(辞書の引き方について、授業内でプリントを配布します)

語学/英書講読Ⅰ・Ⅱ
英書講読Ⅰ・Ⅱ(2単位) 吉田 忍(1〜4)<講義の概略>
キリスト教に関連する英語書籍を講読します。講読テクストは受講者と相談して決定します。
出席者は十分な予習及び復習が必要となります。
<教科書>
受講者の習熟度に応じて決定します。
<参考書>
授業中に指示します。
語学/英会話
英会話(4単位) ロバート・ウィットマー(1〜4)

コミュニケーションをするための英会話の授業になります。相手の言っていることを理解し、また自分自身の思いを言葉で表現するための勉強です。聞く力と話す力を増していくために日常生活の会話だけではなく、神学生に相応しく教会のことや社会問題などを取り上げる教材も使うことになります。その中で、英語の歴史にも触れ、様々な言い方の背景にどんな意味があるかにも時において触れることになります。その他に歌や映画などを教材として使うこともあり、海外の「ゲスト講師」を迎えてその出会いと分かち合いの場も受講者のために用意する予定です。

農業実習/農業実習Ⅰ・Ⅱ
農業実習Ⅰ・Ⅱ(各8単位) 池迫 直人(1〜2)

<実習の概略>
農作業をとおして、農業技術の習得以上に、共同で作業を進めることをとおして、ひととのかかわりにおいて自らのこころと身体についての理解を深めることを第一に目指します。
また、被造世界のすべてが循環することを、身体をもって実感する、そこに自らがかかわることにより、被造世界の一存在となることによって維持されることを学んでいただくことを願います。

農業実習・農業実習Ⅲ[アジア学院にて]
農業実習Ⅲ(8単位)[アジア学院にて](3〜4)

夏季に3週間、アジア学院に委託して行われます。生活全般が農の営みに根ざす経験を通して、 農を体験的に理解する実習です。猛暑の中での労働、言語外のコミュニケーション能力、実践的な英語能力が求められるので、希望者の適性を担当者が考慮したうえで推薦を受ける場合にのみ、受講ができます。
なお、英語の実践力は判断の基準ではなく相手を理解したい、大切なことを伝えたい、人とつながりたいという心理的な側面が重視されます。体力的にあまり自信のない方でも長期間にわたる日常からの準備があれば、可能となりえますので、詳細は担当者にお尋ねください。

コミュニティーワーク

今年度は毎週木曜日1限目をコミュニティーワークの時間とします。学生、教師共に作業をすることを通して共同性をより豊かなものにしていきたいと願っています。
8時30分に集合し、農業実習履修者とコミュニティーワーク参加者とに別れて校内整備を行います。その時々の必要に応じて校地の整備をし、教育環境を共に整えていきたいと思います。基本的にヴォランタリーな時間ですが、生活環境への理解を深めるために、農業実習履修者以外全員が積極的に参加してくださることをお願いします。

教会・社会実習/教会実習

教会実習(8単位)(3〜4)卒業までに16単位を修得する。関心事にあわせて選ぶことができるが、専門コースに進む場合、教会実習は必修である。

1. 目的

夏期に行われる教会実習は神学教育の重要な一部門である。この実習は比較的長期にわたって教会に奉仕し、教会活動(伝道、牧会、教会学校、家庭集会、その他)に責任を与えられ、そのことを通して学校で学んで来た神学が実践活動の中でどのように生かされるか、また実践活動の中からどのような神学的問いが与えられるかについて学ぶ。すなわち、教会の宣教活動と神学研究との関係でより深い認識を得ることが期待される。
具体的には、特に、①教会の伝道と教会形成に関して、今日の教会が抱えている宣教の課題を学ぶ。②この実習によって、神学を学ぶことの意義を新しく認識し、伝道者として立つ使命を再認識する。
2. 学年
第3年次生と第4年次生
3. 期間
夏期休暇中、1カ月。具体的な日程は、先方教会との交渉による。
4. 神学校と教会との関係
実習は、神学校が教会に依頼して行うものである。したがって、個人的な関心で実習を希望する場合は、学校が正式決定をし、学校から先方教会に依頼するので、勝手に交渉せず教務に連絡し相談すること。
5. 実習に関する注意事項
実習生は、先方教会の教師の指示に従い、教会活動に責任をもって奉仕する。説教、聖書研究、家庭集会、子どもたちの諸活動、青年会活動などの責任が与えられるが、十分準備して奉仕するとともに、その働きについて教師、役員、教会員と話し合って責任を果たすことが望まれる。
6. 費用について
旅費、宿泊費は実習教会が負担する。ただし、教会の事情により学校が一部負担する場合もある(学校が交渉)。
生活費は個人負担とする。

教会・社会実習/社会実習
社会実習(8単位)(1〜4)

1.目的
①農村社会実習は、一定期間農村に滞在し、今日の農村社会や農業の現実を学び、また農村社会
にある教会の現実に触れることをめざす。実習にあたっては、教務と話し合い、その上で実習受
け入れ先を決める。受け入れ先との連絡は学校が行う。
②日本基督教団部落解放センター実習、キリスト教が担う社会活動団体・センター等で実習をおこなう。
具体的には教務と話し合い受け入れ先を決める。
2.期間:夏期休暇中、約1ヶ月
3.学年:第2年次生から
4.費用について
旅費、宿泊費は受け入れ先が負担する。ただし、受け入れ先の事情により学校が一部負担する
場合もある(学校が交渉)。
生活費は個人負担とする。

教会・社会実習/寿現場学習
寿現場学習(8単位) 三森 妃佐子(3〜4)

<講義の概略>
横浜―寿地区は、寄せ場と呼ばれている。日本社会の山積している問題のしわ寄せが現れている地域である。地域の様々な問題に関わり、問いかけられている事、求められていることを理解すること。
ことばでイエスの生き方を伝えるのではなく、肉体のことばで自ら共に悩み、苦しみ、喜び人々とふれ合い「共に在る」ことを現場から学ぶこと。
主な活動の一つとして炊き出しへ参加する。
炊き出しは「いのちを守る活動」である。厚生労働省は2011年1月に「ホームレス概数調査」を実施した。その結果全国では10,890人、神奈川県1,685人、横浜710人という統計が発表された。このような状況に追い込まれ野宿せざるを得ない方々のために小さい活動ではあるが毎週金曜日炊き出しが行っている。雑炊平均700食。約350人の方々へ配食を行っている。一緒につくり、一緒に食べる活動である。一緒に汗水流し、共にからだを動かし、共に働く活動である。
イエスの指し示す「平和」「共生」について学びあいたい。
<教科書>
現場
<参考図書>
『日本に生きる 3』日本基督教団出版局
『いのちの灯ともす』日本基督教団神奈川教区寿地区センター編
『低きに立つ神』コイノニア社
『釜ヶ崎と福音』岩波書店
『いのちの灯消さない―寿地区センター20年―』
『第19次炊き出し報告集』
その他

教会・社会実習/台湾実習
台湾実習(8単位)(3〜4)

<玉山神学院での実習>

今年度予定されていた、玉山神学院での実習は中止となりました。

論文及び研究活動/論文・レポートの書き方Ⅰ(前期)
論文・レポートの書き方Ⅰ(前期)

2020年度は各クラスアドヴァイザーが担当(1〜4)

〈概要〉
神学を学ぶにあたり、文章表現の作法を身につけます。学期レポート、ひいては卒業論文を作成するための基礎力をつけることを目的とします。
〈内容〉
コミュニケーション・ツールのうち、学問では文章表現を用いることが多くあります。学問の出発点は“どのような「問い」を立てることができるのか”です。自分が探求していきたい問いを解明するために文献の探し方を学んだ後、そのプロセスを文章表現として「かたち」にする方法として、マイクロソフトofficeのワープロソフトである「WORD」などの使い方について共有します。
〈計画〉
全3回の講義では以下の計画で進めます。
1. リサーチ(研究)の基礎:図書館の利用方法、文献の探し方
2. リサーチ・クエスチョンの立て方:研究課題の設定
3. パソコンソフトの使い方:マイクロソフトofficeの「Word」使用の基礎
〈教科書・参考文献〉
教科書は使用しません。参考書については、適宜、ご紹介します。

論文及び研究活動/論文・レポートの書き方Ⅱ(後期)
論文・レポートの書き方Ⅱ(後期)

2020年度は各クラスアドヴァイザーが担当(1〜4)

概要〉
前期に開講される「論文・レポートの書き方Ⅰ」で獲得した基礎知識を踏まえ、実際に学術論文(研究ノート)の執筆作業を行ないます。また、執筆したものをもとに、お互いに検討することにより、さらなるブラッシュアップを行ないます。
〈内容〉
論文やレポートを執筆し始めるために、まず、必要なことは、自分の展開しようとする論が独善的にならないために、読者に論証可能な道筋をひらいておく必要があります。そのために重要な参考文献の提示の仕方、本文に含める重要性はないものの示しておくべき事項や文献についての注釈のつけ方を一緒に考えます。それらを踏まえて、実際に小さな論文(研究ノートあるいはレポート)を作成することによって、実践してみたいと思います。
〈計画〉
全3回の講義では、以下の計画で進めます。
1. 参考文献表の作成
2. 注釈の付け方
3. 研究ノート(あるいは書評)の執筆
また、論文執筆の様式は、掲載媒体によって異なるため、必要に応じて、いくつかの様式を比較検討しつつ、学びたいと思います。
〈教科書・参考文献〉
教科書は使用しません。参考書については、適宜、ご紹介します。

論文及び研究活動/卒業論文
卒業論文(8単位) 教 師(4)
論文及び研究活動/卒業研究
卒業研究(8単位) 教 師(4)※論文・レポートの書き方は、2020年度は各クラスアドヴァイザーが担当となります。