科目要項

2022年度科目要項

【単 位 の 履 修 に つ い て】(3月11日版)

履修について

新入生は2年間の神学基礎コースを開始することになります。(2年編入の場合は 教務にご相談ください)。神学基礎コース修了後、神学専門信徒宣教者養成コース、 または神学専門教職者養成コースに進むことができます。神学基礎コースで選択だっ た科目が、神学専門のコースで必修となっていることもあります。お確かめください。 なお、卒業要件単位数は、卒業に必要な単位の最少限を示したものですから、これ だけ履修すれば十分という意味ではありません。各自の関心や課題に基づいて、積極 的に科目を履修してください。

寿現場学習について

神学専門コースの必修科目でもあるため、3、4年生を優先としますが、神学基礎 コースの2年生でも履修可能となります。 実習を受け入れてくださる寿地区センターの事情により、履修者は6人までとして います。時間は毎週金曜日午前 8 時〜15 時です。なお、交通費は寿地区センターから 支給されるものを差し引いた額を学校と履修者が折半で分担することになります。

農業実習・農村伝道論について

農業実習IとIIは神学校の農場での履修となります。新入生はIは必修、IIは選択 になっています。農業実習IIIは選択科目として、栃木県西那須野にあるアジア学院に て8月末〜9月末の約3週間集中して行なうことができます。詳しくは科目要項をご 覧ください。

コミュニティーワークと黙想について

コミュニティーワークは木曜日1限目です。1限目から始まる農業実習の途中の時 間から、それぞれ分かれての作業をします。ボランタリーに携わる経験を通して「共 同体の一員であること」について学習してもらうためにあえて単位にはしてありませ んが、校地整備のためにも、農業実習履修者以外全員の参加にご協力ください。 今年度の黙想は木曜日5限目です。新入生は必修です。それ以外の学生は選択です。 また履修届けを出さずに参加することも自由とします。

履修対象学年について

講師名の次に記された( )内の数字が履修対象学年です。

 

 

農村伝道神学校教師会

 

 

 

※科目要項をクリックすると内容を閲覧できます。

1.聖書神学/旧約聖書概論
旧約聖書概論(4単位) 高柳 富夫(1〜4)

<講義の概略>

この授業の目的は、「旧約聖書とは何か」、旧約聖書を生み出した「イスラエルとは何か」を追究することにあります。そのために、旧約聖書の歴史的研究、考古学的研究、文学批評、聖書神学を総合的に考察し、旧約聖書を歴史的・批判的に読むことに取り組みます。
旧約聖書の信仰思想は歴史と切り離して、無時間的に扱うことはできません。

古代イスラエル史、すなわちイスラエルの決定的始まりである出エジプト時代(前
1213世紀)からマカベア時代(前 2 世紀)のユダヤ教後期における文学に至るまでを視野の中に収めて考察します。
教科書として
B. W. Anderson, “Understanding the Old Testament”を講師が翻訳したものを用います。この書は、古代イスラエルの信仰を理解する最良の方法として、物語と歴史の相互に関連し合う側面を考察しています。旧約聖書を構成している諸伝承の歴史と、現在私たちが手にしている聖書の最終的な文学様式との相互の関連を考察するものです。
旧約聖書の言葉が、現代の「生」に対して投げかけている問いを受け止め、世界と人生の意味について差し掛けている光に照らされる経験を共有していきたいと思います。

受講者は、一年を通じて旧約聖書全体に親しみ、よく読み、各部分と共に全体を理解・把握するよう心掛けてください。教科書としては上記のものを用いますが、聖書そのものを読むことに代わるものはありません。

教科書

・「新共同訳聖書」日本聖書協会
B. W. Anderson, “Understanding the Old Testament,” Prentice Hall: New Jersey,
2007.


参考書

・並木浩一・荒井章三編「旧約聖書を学ぶ人のために」世界思想社、2012
WH・シュミット著、木幡藤子訳「旧約聖書入門 上・下」教文館 19942003
・木田献一著「旧約聖書の概説」リトン、
1995
・石田友雄、木田献一他著「総説旧約聖書」日本基督教団出版局、
1984
・その他、授業の中で適宜紹介する。

2.聖書神学/新約聖書概論
新約聖書概論(4単位) 赤城 (1〜4)

<講義の概略>
新約聖書27文書それぞれの歴史的背景・執筆事情・本文の構造の基礎を学び、その多様性を理解する。それによって今後の新約聖書理解を深める手掛りを得る。
正典27文書の理解のために、外典なども参照したい。

古典である新約聖書と現代とをどのように「橋渡し」するかということを念頭において、出席者との議論もしたい。

<教科書>
『聖書協会共同訳』2018 年および日本聖書協会『聖書 新共同訳』1987 年。
<参考書>
大貫隆・山内眞監修『新版 総説新約聖書』日本キリスト教団出版局、2003 年。
W.
マルクスセン『新約聖書緒論』渡辺康麿訳、教文館、1981 年。
H.
ケスター『新しい新約聖書概説 上下』永田竹司・井上大衛訳、新地書房、198990年。
その他適宜紹介する。

聖書神学/旧約聖書釈義
旧約聖書釈義(4単位) 高柳 富夫(2〜4 旧約概論既習者)

<講義の概略>
創世記1章から11章までの釈義を通して、釈義とは何か、釈義の方法と実際を学習することを目的とします。ヘブライ語本文の釈義をできる限り細密におこないますので、ヘブライ語文法履修者、および履修中の者を対象とします。
通時的研究(様式史、伝承史、編集史)と共時的研究(文学的構造分析や修辞論的研究)の総合を視野に入れながら、原初史の主題とその神学的意味を考察します。
釈義と黙想を経て、釈義者各自の状況(現場)からどのようなメッセージを聴き取りまた語るのかに至るまで、ディスカッションすることを大切に進めます。後期は毎回履修者に順番に釈義の発表を課します。七十人訳、ウルガタ、各種近代語訳、各種日本語訳など、履修者が用いる事のできるテキストを駆使して釈義を行い、学習成果を分かち合います。
出席と授業への参加度(発表、質問、意見表明など)を重視します。
<成績評価>
出席を重視する。学年末に釈義と説教のレポートを課する。
<教科書>
Biblia Hebraica Stuttgartensia(必要箇所のコピーを配布する)
『聖書』新共同訳(日本聖書協会)
『創世記』旧約聖書翻訳委員会訳(岩波書店)
<参考書>
『創世記』月本昭男著(日本基督教団出版局)
『新しい創造の神学』B.W.アンダーソン著 高柳富夫訳(教文館)
『いま、聖書を読む』高柳富夫著(梨の木舎)
その他、授業の過程で適宜指示する。

聖書神学/新約聖書釈義
新約聖書釈義(4単位) 赤城 海(2〜4 新約概論既習者)

<講義の概略>

新約聖書のギリシア語に関する知識と共に、テクスト分析、本文批評、構成分析、修辞学批評、物語批評、間テクスト性研究など実践的に活用できる方法をまず会得します。その上で、幾つかの新約聖書箇所のテクストを分析しながら釈義の必要性を具体的な作業および討論を通して学びます。最終的に、テキストの釈義に各自で挑戦することを課題とします。釈義には必ず視点が伴いますので、どの立場に立ってテキストに向かうかについても注意を払っていきます。

<教科書>

ギリシア語聖書 Nestle-Aland. Novum Testamentum Graece 28版。
浅野淳博、伊藤寿泰、須藤伊知郎、辻学、中野実、廣石望、前川裕、村山由美『新約聖書解釈の手引き』日本キリスト教団出版局
織田昭『新約聖書のギリシア語文法』教友社、2003年。
原口尚彰『新約聖書釈義入門』教文館、2006年。
<参考書>

共観福音書対観表
織田昭『新約聖書のギリシア語小辞典』教文館、2002年。
G. D. フィー『新約聖書の釈義』永田竹司訳、教文館、1998年。
その他適宜紹介する。
旧約神学は2022年度は無し

新約神学は2022年度は無し

聖書神学/旧約特講
旧約特講(2単位) 飯郷 友康(1〜4)

<講義の概略>
ユダヤ経典講釈(通称「ミドラシュ」)の話芸を分析する。
<教科書>Biblia Hebraica Stuttgartensia
受講者各自愛用の日本語訳聖書
<参考書> Nahum N. Glatzer, Hammer on the Rock (1987).
詳細は、授業で紹介する。事前準備不要。

聖書神学/新約神学特講
新約神学特講(4単位) 安田 真由子(1〜4)

<講義の概略>

この講義のサブタイトルは「抑圧のただ中から抵抗を模索する」です。新約聖書は、ローマ帝国の支配下、その暴力によって殺されたひとりの人、ナザレのイエスの運動とその余波を伝えます。けれどキリスト教がローマの国教となって以来、キリスト教とその文化・精神を礎とした「西洋」が世界の覇権を握るうえで、聖書は権力のシンボル、権力そのもののような機能も果たし、人々を抑圧し、服従させてきました。この書物と、そこに描かれる物語を、私たちはどのように読むことができるでしょうか。新約聖書、とりわけ福音書を学問的・批判的に読むということを、物語批評やポストコロニアル批評、フェミニスト批評、クィア批評など具体的な方法論を用いつつ、学んでいきます。
<教科書>

<教科書>聖書(何訳でも構いません)
<参考書>授業内で適宜紹介します。

歴史神学/日本キリスト教史
日本キリスト教史日本キリスト教史は都合により休講となりました

歴史神学/アジアキリスト教史
アジアキリスト教史(4単位)

明治学院と協約を結び、明治学院で開講される「アジア神学セミナー」を履修できることになっています。大変充実した講義内容になっています。
例年は春期、秋期合わせて20回の講座ですが、2022年度については未定です。
受講料は免除。日時については調整中。定員は4名まで。
履修希望者は教務までお問い合わせください。

世界キリスト教史
は都合により休講となりました

歴史神学/日本近現代史 Ⅱ
日本近現代史Ⅱ(2単位) 杉山 弘(1〜4)
<講義の概略>
これまで「日本近現代史Ⅰ・Ⅱ」としてきた科目名を「近現代日本史Ⅰ・Ⅱ」に改めました。時間や空間を共有する社会が地球規模へと拡大した時代が、「近代」や「現代」です。「近現代日本史」という科目名には、グローバルな社会の動き、いいかえれば近代や現代の世界史との関係で、日本がたどった歩みを確かめようという狙いをこめました
2022年の「近現代日本史Ⅰ」では、1860年代(江戸時代末期)から1930年代(昭和初期)までのできごとに焦点をあて、近代国民国家日本の形成と、そのもとで生きた民衆の姿を眺めてゆきます。その際グローバルな観点をもちつつも、他方では「地域社会」という視点も大切にします。世界とわたしたちはどう繋がっているのかを考えるためです。さらに農村伝道神学校での授業ですから、「信仰」もキーワードの一つとします。

<教科書>特定の教科書は使用しませんが、必読文献は講義中に紹介するか、コピーを配布します。
<参考書>授業中にお知らせします。

歴史神学/古代中世教会史
古代中世教会史(4単位) 橘 耕太(1〜4)

<講義の概略>

古代から中世へと至るまでの時代のキリスト教の歴史を概観します。基本的には時系列に
沿って進めますが、非常に広範な時代および地理的範囲を対象とするため、いくつかのトピックに絞って取り扱う予定です。そのなかで、公会議や国家との関わりといった「大きな歴史」から、教会と社会における人々との関わりといった「小さな歴史」まで、様々な古代から中世へと至るまでの時代のキリスト教の歴史を概観します。基本的には時系列にレベルにおけるキリスト教の歴史を、個々人の多様な視点をもって眺めることを目的とします。授業で扱うトピックについては、受講者の関心領域も考慮に入れる予定です。

〈教科書〉

指定しない。

〈参考書〉

荒井献/出村みや子/出村彰『総説キリスト教史1 原始・古代・中世篇』日本キリスト教団出版局、2007年。

ロバート・ルイス・ウィルケン『キリスト教一千年史 地域とテーマで読む』上下巻、白水社、2016年。
フスト・ゴンサレス『キリスト教史(上巻) 初代教会から宗教改革の夜明けまで』新教出版社、2002年。
佐藤研『聖書時代史 新約篇』岩波書店、2003年。
三代川寛子(編)『東方キリスト教諸教会 研究案内と基礎データ』明石書店、2017年。
その他、適宜紹介します。

組織神学/組織神学入門
組織神学入門(4単位) 林 巌雄(1〜4)

<講義の概略>

この授業では、既存のキリスト教神学に対しての批判(非難ではない)は歓迎されます。
最初の数回では、神、キリスト、聖霊、三位一体、創造、救済、贖罪、終末、啓示、教会など、キリスト教でよく使われる言葉、概念について、今挙げたものやそれ以外に、どのような言葉、概念があるのか、検討すべきなのか、単語レベルで羅列する作業をし、そして、それらが、どのようなものとして述べられているのか、聖書、教会の人びとの言葉、自分たちの言葉で言い表してみます。
つぎに、では、キリスト教の歴史や神学者と呼ばれる人びとにおいては、どのような概念が扱われ、どのように論じられているのか、テキストを選定して、ともに読みながら、学んでいきます。
さらには、現代、わたしたちは、どのような概念を取り扱い、どのように述べるべきなのか、たとえば、神やイエスやキリストや聖霊をどのように述べるべきなのか、意見を交換しながら、ともに考えていきたいと思います。
ともに考えることは、かならずしも、皆が同じ結論に至ることを意味しません。他者と対話をしながら、ひとりひとりの表現や重点が異なっても、それは、共同の財産になることでしょう。
この授業では、「神」とは何か、「キリスト」とは何かを「教える」のではなく、どのように考えられてきたか、考えられるかをわかちあうことを目標としています。
<教科書> 授業を進める中で、ともに選ぶことにします。
<参考書> ※購入する必要はありません。
「神学のよろこび はじめての人のための「キリスト教神学」ガイド」(マクグラス、2005年)
「現代キリスト教神学 理解を求める信仰 上」(ミグリオリ、日本キリスト教団出版局、2016年)。
講師紹介:林巌雄 1960年まれ、日本キリスト教団まぶね教会牧師、訳書に「第三世界神学辞典」(共訳)、グスタボ・グティエレス「いのちの神」(共訳)「み言葉のわかちあい」「み国のわかちあい」「いのちのわかちあい」。ブログ:「誤読ノート」

組織神学/教義学
は隔年開講のため、今年度の開講はありません
組織神学/霊性とキリスト教倫理Ⅰ
霊性とキリスト教倫理Ⅰ(2単位) 石井 智恵美(1〜4)

<講義の概略>

本講義は、「霊性とキリスト教倫理Ⅰ」を履修した者に開かれている。瞑想の方法が身についていることを前提として行う。前期で身につけた「霊性」の養いを、他者や社会へ向かう「倫理」へと切り結んでゆくことを本講義では目指す。今期は昨年に続いて、押田成人神父の霊性を学ぶ。押田成人は、西欧的な修道院の生活を離れて、東洋的な修道の道を模索し、高森草庵をはじめ祈りと農耕の生活を営んだ。また宗教の枠を越えた国内外の対話を通じで「地下流の霊性」を深める一方で、地域の環境運動の裁判闘争にも関わった。今回のテキストでは押田成人神父の歩みの結実ともいえる「地下流の霊性」が扱われています。その中で示されている霊性と倫理の切り結びを、今の時代の中にあって求められている「霊性とキリスト教倫理」の課題を、受講者と共に探ってゆきたい。参加者は発表を課せられる。
<教科書>宮本久雄・石井智恵美編『押田成人著作選集 3.いのちの流れの響きあい 地下流の霊性』(教団出版局、2020)

組織神学/霊性とキリスト教倫理Ⅱ
霊性とキリスト教倫理Ⅱ(2単位) 石井 智恵美(1〜4)

<講義の概略>
本講義は、「霊性とキリスト教倫理Ⅰ」を履修した者に開かれている。瞑想の方法が身についていることを前提として行う。前期で身につけた「霊性」の養いを、他者や社会へ向かう「倫理」へと切り結んでゆくことを本講義では目指す。今期は押田成人神父の霊性を学ぶ。押田成人は、西欧的な修道院の生活を離れて、東洋的な修道の道を模索し、高森草庵をはじめ祈りと農耕の生活を営んだ。また宗教の枠を越えた国内外の対話を通じで「地下流の霊性」を深める一方で、地域の環境運動の裁判闘争にも関わった。その中で示されている霊性と倫理の切り結びを、今の時代の中にあって求められている「霊性とキリスト教倫理」の課題を、受講者と共に探ってゆきたい。参加者は発表を課せられる。
<教科書>宮本久雄・石井智恵美編『押田成人著作選集 3.いのちの流れの響きあい 地下流の霊性』(教団出版局、2020)

組織神学/禅キリスト教入門[オリエンテーション]
禅キリスト教入門[オリエンテーション4月8日(金)] 佐藤 研(1〜4)(新入生は必修)

<講義の概略>
<講義の概略>
禅の総体を略紹介し、坐禅の仕方を学ぶ。
やや緩やかなズボンをはいてくることが望ましい。
<教科書> なし。
<参考書> なし。

組織神学/禅キリスト教入門[接心]
禅キリスト教入門[接心](2単位) 佐藤 研(1〜4)特別集中講義(12/12〜17)(新入生は必修)

<講義の概略>

禅接心を行う(12月12日夜―17日正午)。
前提として、坐禅の仕方を知っていること、接心の概略を承知し、期間中は徹底した沈黙を守れること(不可の場合は接心継続参加を認めない)。できるだけ全期間参加すること。
<教科書> なし。
<参考書> なし。

組織神学/黙想
黙 想(8単位) 高柳富夫・佐藤 研(新入生は必修、2〜4年は選択、自由参加可)

毎週木曜日午後4時30分〜18時00分。研修棟二階の黙想室(禅堂)にて行う。
1炷(ちゅう)25分の坐禅を3炷、間に経行(きんひん:歩行禅)を行う。
最後に「禅の言葉」を読んで終わる。

組織神学/一泊坐禅会
坐禅会(1単位) 指導:佐藤 研 (新入生は下記二回必修、2〜4年は選択、聴講可)

5月16日(月・午前9時)〜17日(火・午前8時)
10月17日(月・午前9時)〜18日(火・午前8時)
詳細は追って告知する。
なお、6月20〜21日、11月21〜22日、1月16〜17日は自由参加。

実践神学/実践神学特講Ⅰ
実践神学特講Ⅰ(前期2単位) 有住 航(1〜4)
テーマ: エキュメニカル運動の過去・現在・未来
―第11回世界教会協議会(WCC)カールスルーエ総会への参与と応答
本講義では「実践神学」の課題として、近現代以降のキリスト教において重要な潮流のひとつであるエキュメニズムを取り上げます。とくに、2022年夏に予定されている世界教会協議会(WCC)第11回カールスルーエ総会での議論を参照しつつ、現代エキュメニカル運動のヴィジョンと課題についてかんがえ、わたしたちの現場からの応答を試みます。
また、1948年に設立されて以来、これまで10回にわたって行われてきたWCC総会の歴史を概観し、それぞれの時代に何が議論され、何が課題とされてきたのかについて批判的に検討し、エキュメニカル運動についての理解を深めることを目指します。
<講義計画>
1. イントロダクション:「実践神学」についてかんがえる
2. WCC創立以前のエキュメニカル運動
3. 第1回アムステルダム総会(1948)から第2回エバンストン総会(1954)まで
4. 第3回ニューデリー総会(1961)から第4回ウプサラ総会(1968)まで
5. 第5回ナイロビ総会(1975)から第6回バンクーバー総会(1983)まで
6. 第7回キャンベラ総会(1991)から第8回ハラレ総会(1998)まで
7. 第9回ポルト・アレグレ総会(2006)から第10回釜山総会(2013)まで
8. 第11回カールスルーエ総会(2022)への参与と応答(1)
9. 第11回カールスルーエ総会(2022)への参与と応答(2)
10. 第11回カールスルーエ総会(2022)への参与と応答(3)
11. 第11回カールスルーエ総会(2022)への参与と応答(4)
12. ふりかえりとまとめ
<教科書> とくに定めません。
<参考文献>
World Council Churches, Christ’s love moves the world to reconciliation and unity: A reflection on the theme of the 11th Assembly of the World Council of Churches, Karlsruhe, 2021. その他、講義のなかで適宜紹介します。
実践神学/説教演習
説教演習(4単位) ロバート・ウィットマー、平良 愛香(3〜4)
<講義の概要>
聖書テキストテーマに合わせて実際に説教を作ってもらい、その説教について検討会を持つという形が基本になります。
また、いろいろな人の説教も時々参考にしたいと思っています。
<教科書>
特にありません。
実践神学/実践神学特講Ⅱ
実践神学特講ⅠⅠ(前期2単位) 有住 航(1〜4)

<講義の概要>
テーマ: 「解放の諸神学」の動向と応答
本講義では、現代のエキュメニカル世界における「解放の諸神学」の動向を概観し、その今日的意義と課題を明らかにしつつ、どのようにわたしたちの現場/実践へ文脈化し、応答するのかを考えます。
その際、神学の「主体」「場」「事件」に注目し、「神学者」の問題、神学と現場の関係性、解放的な神学/実践のあり方、神学を支える事件についての理解を深めます。
また、それぞれの神学の批判的検討をとおして、日本における解放の神学をめぐる状況とその可能性について探りたいと思います。
<講義計画>
参加者によるテクスト精読と相互討論によって進めます。初回の講義で、参加者の関心に合わせてどの神学を取り上げるかを相談し決定します。
1. イントロダクション:「解放の諸神学」について
2.〜11. テクスト精読と相互討論(解放の神学、黒人神学、フェミニスト神学、クイア神学、先住民神学、寄留民の神学、荊冠の神学、水牛神学、民衆神学、環境神学、原子力の神学、寄場の神学、民話の神学、etc.)
12.ふりかえりとまとめ
<教科書>教科書はとくに定めません。テクストは講義の中で配布します。
<参考文献>
参考文献は以下の通りです。この他については適宜講義のなかで紹介します。
芦名定道『現代神学の冒険 新しい海図を求めて』(新教出版社、2020)
ヴァージニア・ファベリア、R.S.スギルタラージャ編『〈第三世界〉神学事典』(林厳雄・志村真訳)日本キリスト教団出版局、2007)
栗林輝夫『現代神学の最前線 「バルト以後」の半世紀を読む』(新教出版社、2004)

実践神学/説教学
説教学(前期2単位) 酒井 薫 (3~4)
<講義の概略>
本講は、教会現場に説教者として立つ時に必要な、聖書への取り組み方と伝え方を学ぶことを目指します。任地に赴任したとたんに、み言葉を語る、という毎日が続きますので、その事前準備の知識とハウツーを共に考えてまいります。受講者には、毎回担当者を決め、当該箇所のレポートを課題として課します。レポートを評価して成績とします。
<教科書>
・「新共同訳聖書」日本聖書協会 1987年発行版
・「目はかすまず 気力は失せず」新教出版 関田寛雄著 2021年初版
<参考書>諸資料は、講師側からその都度提案いたします。
実践神学/説教演習
説教演習(今年度は後期のみですが4単位とします) 酒井 薫 (3~4)
<講義の概略>
本講は、教会現場に説教者として立つ時に必要な、聖書への取り組み方と伝え方を学ぶことを目指します。任地に赴任したとたんに、み言葉を語る、という毎日が続きますので、その事前準備の知識とハウツーを共に考えてまいります。受講者には、毎回担当者を決め、当該箇所の説教実践演習を課題として課します。授業内容態度を評価して成績とします。
※説教学を受講した学生が、後期で学ぶ講義と捉えてください。
<教科書>
・「新共同訳聖書」日本聖書協会 1987年発行版
・「目はかすまず 気力は失せず」新教出版 関田寛雄著 2021年初版
<参考書>諸資料は、講師側からその都度提案いたします。
実践神学/教会音楽
教会音楽(前期2単位) 小海 基(1〜4)

<講義の概略>
1997年に出された『讃美歌21』は、それまで使われていた1954年版『讃美歌』から43年ぶり大改訂された画期的なものでした。その全体像を学びます。教材は講師が作成した資料を用いますが、毎回その資料とその日指定された賛美歌の作者の背景について受講者が日本基督教団讃美歌委員会編『讃美歌21略解』(日本基督教団出版局)等で調べ発表した上で、歌っていく形で進めます。参加者は『讃美歌21』(教団出版局)を持参のこと。受講者には最後に賛美歌作成に挑戦していただきます(作詞か作曲、あるいはその両方)。それをレポートとして提出してもらいます。
1)「世界の賛美歌のデモンストレーションビデオを見る」
2)「『讃美歌21』の理念」
3)「壁を崩した賛美歌-ベルリンの壁崩壊30年の年に」
520「真実に清く生きたい」、419「さあ、共に生きよう」、424「美しい大地は」、369「われら主にある」、293「こころを一つに」、410「昇れよ、義の太陽」、375「賜物と歌を」409「すくいの道を」、480「新しい時をめざし」、*ベートーヴェン交響曲第9番より(バーンスタイン)
4)「受難劇と賛美歌-オーバーアマガウの年に」
87「罪なき子羊」、310、311「血しおしたたる」、313「愛するイェス」、295「見よ、十字架を」、294「ひとよ、汝が罪の」、293「救いのぬしは罪もなしに」、447「神のみこころは」、215「心をはずませ」、63の4節、「天のごとく地にも」、569「今やこの世に」、
306「あなたもそこにいたのか」(ハーレムルネサンス)、*バッハ「マタイ受難曲」BWV244より
5)「詩編歌の世界—日本の賛美歌はいつまでも花鳥風月に留まっていて良いのか?」
113「いかに幸いなひと」、155「山べにむかいて」、156「目を上げ、私は見る」、459「飼い主わが主よ」、120「主はわがかいぬし」、131「谷川の水を求めて」、132「涸れた谷間に野の鹿が」、579「主を仰ぎ見れば」、161「見よ、主の家族が」、162「見よ、きょうだいが」、113「いかに幸いな人」、164「バビロンの流れの」、*塩田泉神父「キリストの平和」(『こどもさんびか』34)より
6)「敗戦後から再出発する賛美歌」
46「すべての人よ」(テゼ共同体)、175「深い川を越えて」(ハーレムルネサンス)、
333「主の復活、ハレルヤ」、372 「幾千万の母たちの」、373「戦い疲れた民に」(マーシュチャペル)、398「光さす朝」、444「気づかせてください」480「新しい時をめざし」、
488「この世に造られた」(ダコタ)、374「おやすみよ」、398「光さす朝」、444「気づかせてください」、371「このこどもたちが」
7)「最期の賛美歌・白鳥の歌」
434,435「しゅよ、みもとに」、533「どんなときでも」、469「善き力にわれかこまれ」、
「こどもさんびか」37(2)「さよならグッバイ」、91「神の恵みゆたかに受け」、112「イェスよ、みくにに」(テゼ共同体)、385「花彩る春を」180「去らせたまえ」、*バッハ カンタータBWV82「われ足れり」より
8)「飼い葉桶と十字架」
264「きよしこの夜」、244「キリストは明日おいでになる」(ヒムイクスブロージョン)
243「闇は深まり」(クレッパー)、254「小鳥も飛び去る冬のさなか」(ヒューロンキャロル)、256「まぶねのかたえに」(ルター)、273「この聖き夜に」(クレッパー)、272「おやすみなさい」(アラル)、229「いま来たりませ」、246「天のかなたから」、*バッハ クリスマスオラトリオBWV248より
9)「コラールの王、コラールの女王-コラールの世界」
230「『起きよ』と呼ぶ声」(コラールの王)、276「あかつきの空の美しい空よ」、
160「深き悩みより」、317「主はわが罪ゆえ」、377「神はわが砦」、11「感謝にみちて」、
75「今、装いせよ」、7「ほめたたえよ、力強き主を」、
10)「ヒム・イクスプロ―ジョン(賛美歌爆発)の衝撃」
104「愛する二人に」、82「今こそここに」、304「茨の冠を主にかぶせて」、563「ここにわたしはいます」、375「賜物と歌を」、542「主が受け入れてくださるから」、439「暗い夜」、364「いのちと愛に満つ」」
11)「それなら私も賛美歌を作ってみよう(賛美歌創作)」

実践神学/牧会学
は隔年開講のため、今年度の開講はありません
実践神学/キリスト教教育Ⅱ
キリスト教教育Ⅱ 比企 敦子(2~4キリスト教教育Ⅰ既修者)2023年度は通年の講座の予定
<講義の概要>
「キリスト教育Ⅰ」の講義内容、NCC教育部平和教育資料センターおよびマイノリティー宣教センター見学での学びを前提にします。本講ではキリスト教教育を、教会教育・平和教育・人権教育の視点から考えますが、多岐にわたる分野での知識や認識をアップデートする必要も求められます。キリスト教教育Ⅰで得た知識や各自のレポートを元に、ゼミ形式を取り入れながら講義を進める予定です。
2000年3月から公立学校で実施されている「日の丸・君が代」への強制をはじめ、日本社会に通底する「同調圧力」と相まって、憲法で保障されている信教の自由が脅かされています。憲法には市民の生存権や人権、思想・信条の自由、武力によらない平和が謳われていますが、天皇を国家元首に復帰させようとする「改憲勢力」の元で、教育も右傾化の一途を辿りつつあります。
2018年以降「道徳の教科化」が小・中学校で開始され、「教育勅語」を想起させると危惧されています。新自由主義の元での競争原理を和らげるための一種の国民教育とも言えます。教会やCSに集う子どもたちが日々受けている公教育の問題性(歴史・公民教科書問題を含む)について、知っておく必要があります。
子どもたちを戦争協力へとミスリードした歴史をもつ日本の教会の罪責告白に立ち、東アジアの和解と平和をつくりだす働き人となるキリスト教教育を模索したいと思います。
<テキスト>
①『目はかすまず 気力は失せず 講演・論考・説教』関田寛雄著
新教出版社 2021年7月発行 ¥2200
(授業では、第1章キリスト教学校人権教育セミナーからはじめます。)
②『日本におけるマイノリティ人権白書』
マイノリティ宣教センター発行 2021年7月発行 \500
<参考図書>
・ 第3版『いばらの冠』NCC部落差別問題委員会2022年夏発行予定
・『教会教育の歩み─日曜学校から始まるキリスト教教育史』教文館2007年
・『教会教育の歩み』DVD NCC教育部2007年
その他の参考書籍や資料は講義で紹介します。
実践神学/農村伝道論
農村伝道論(4単位) 池迫 直人(2〜4)
この講義の名称は、農村伝道論です。これを「農村」と「伝道」のそれぞれについての理解を十分に深める必要があるでしょう。前者の「農村」については、「農」と「村」にわけて、「農」の起源にまでさかのぼって考えてみましょう。「村」については、人間が集団をつくって生きる営みです。人間が周囲の環境に順応しつつ、同時に環境に働きかけ、変えていきながら、どのような生活共同体を築くのかということについて、受講者と対話したいと願います。つぎに「伝道」についてです。「伝道」は、教会から発せられる営みです。伝道の定義は、いかになされるべきか、また農業の起源や、教会の歴史をひもといて、教会という集団(宗団)のあり方を静的および動的に理解を深めて考察したいものです。
講義の終盤には、講師および受講者の経験を事例としてあげて、宣教の問題を多角的に考察したいと願っています。
<参考図書>
「村と人間」今西錦司著
「宣教のパラダイム変換」D・ボッシュ著
「福音と宣教」南山大学学術叢書/M・シーゲル著
その他
実践神学/牧会心理学
牧会心理学(4単位)  川浦 弥生(1〜4)

<講義の概略>
いつの時代にも人間は心理的問題で苦しんでいます。日本においてメンタルヘルスの問題が社会に蔓延していることを踏まえると、ほとんどの人がメンタルヘルスの問題を抱えている人と対人関係をもつ可能性があります。また、心理的問題は様々なきっかけによって起こりますので、現在、健康である人もいつメンタルヘルスの問題を抱えてもおかしくはありません。牧師に精神疾患が少なくないことは特に注目すべきです。これらのことを踏まえて教会というコミュニティ(共同体)においてどのような他者への配慮や注目によって、どのような関係を構築することが、これらの問題を適切に理解し支援することになるかを考えます。メンタルヘルスは「個人的な」心理的問題に焦点を合わせようとする傾向がありますが、教会は2~3人以上の群れであることを考えると、コミュニティの形成を社会心理学的に考えていくことがもとめられるでしょう。
この講座では本を読めば得ることができるような知識は扱いません。次の4つを学びます。
授業への出席と授業中の質問、意見などの参加状況を重視します。また、テキストとして『従順という心の病』(アルノ・グリューン 村椿嘉信訳 YOBEL.Inc 2016年)と講師が準備する資料のコピーを使います。
1. コロナ感染症の中で起こってきた問題
子ども、女性、高齢者、派遣やアルバイト労働者の生活とそこで起こったできごとを考えます。家庭内での虐待やDVといった暴力、いじめ、高齢者のフレイル、生活苦、女性の自死の増加、男性による拡大自殺などについて、支援を含めて考えます。
2. 災害時の心の状態と支援
日本各地で様々な災害が起こります。教会も免れることはできません。東日本大震災支援の経験から急性ストレス反応と支援について学びます。また、公立学校の災害時思念体制や日本基督教団の支援機関であったエマオの取り組み実践を学び、教会としてできること、留意することを考えます。
3. ストレス・マネージメメント
教会という独特の価値観をもつ職場において、ひとりまたは少人数の教職という立場で、燃え尽き症候群や鬱病、適応障害などの状態になることは特別なことではありません。誰しも直面することがらであり、ストレス・マネージメントの必要性は高いと思いますので、意見を交換しながら学びます。また、認知行動療法やアサーティブトレーニングなどの導入部を自己理解のために実施します。
4. アートセラピー、ロールプレイ
全体にワークショップ方式で授業を進めますが、手と体を使って、適応的に自己開示をすることでお互いを知り、今後も支えあえるクラスを作りましょう。
<参考文献>
Paulo Freire 『非抑圧者の教育学』 亜紀書房 1991年
Judith Lewis Harman 『心的外傷と回復』 みすず書房 1999年
Dave Grossman 『戦争における人殺しの心理学』 ちくま学芸文庫 2006年
Linde Zingaro『援助者の思想 境界の地に生き、権威に対抗する』お茶の水書房2008年
Slavoj Zizek 『暴力 ―6つの斜めからの省察』 青土社 2010年
藤井誠二 『犯罪被害者遺族が語る「事件後」のリアル』 講談社 2011年
向谷地生良 『精神障害と教会』 いのちのことば社 2015年
帚木蓬生 『ネガティブ・ケイパビリティ 答えのない事態に耐える力』 岩久書店 2017年
その他

実践神学/牧会心理学〔集中講義〕(集中講義1単位)
牧会心理学(1単位、再履修にて2単位まで可)大西 秀樹(医師、精神科専門医)、石田 真弓(臨床心理士、公認心理師)〔集中講義 9月27,28日(日程最終調整中)〕(1~4)
<講義の概略>
信徒およびその家族に心の問題が生じることは稀ではない。その際の適切な援助は本人およびその周囲にいる人々の心の安定を保つために欠くことはできない。したがって、心の問題およびその援助法について学び、実践することが欠かせない。
本講では、主に成人にみられる心の問題について解説するとともに、牧師として、本人および周囲に対しどのような援助を行えばよいか解説したい。
信徒に身体面の問題が生じることもある。身体の問題を抱えると、日常生活の変化から様々な心の問題が生じる。その際の精神的な援助および家族の援助について解説する。
死別は人生最大のストレスである。したがって、遺族に心身の問題が起きることも多い。遺された人々のケアも重要な課題である。遺族に生じる心の問題およびそのケアについても学ぶ。
<教科書>
聖書:「よきサマリア人のたとえ」を読んできてください。
<参考書>
1. 命がけでユダヤ人を救った人々(キャロル・リトナー, サンドラ・マイヤーズ、河出書房新社)
2. 遺族外来(大西秀樹著、河出書房新社)
実践神学/日本基督教団史
今年度の開講はありません
実践神学/教憲教規
今年度の開講はありません
解放講座/解放講座 C(性差別問題講座)
解放講座 C (後期2単位) 平良 愛香(1〜4)

<講義の概略>
「性差別はうちの教会にはありません」本当でしょうか。わたしは今まで「性差別のない教会」に行ったことがありません。では一体何が性差別なのでしょうか。
キリスト教は実は性差別がとても生まれやすい場でもあります。そのことに気づき、克服していくために、学んでいきます。
また「女性差別」「男性差別」といったジェンダー差別だけでなく、同性愛、バイセクシュアル、アセクシュアル、トランスジェンダーといった、セクシュアル・マイノリティーの課題(そこに向き合えない社会や教会の課題)についても学び、さらにそこから浮かび上がってくる新たな「性倫理」をともに模索していきたいと思います。
模擬結婚式や離婚式を通して、「結婚は果たして祝福か」ということまで踏み込めればと考えています。(予定)教会のジェンダー差別、性の多様性、合意のない性関係(性暴力、セクシュアル・ハラスメント)、合意のある性関係(婚外交渉、セックスワーカー)、HIV/エイズと性差別、結婚とはetc.
<教科書>なし
<参考書>
山口里子著「虹はわたしたちの間に~性と生の正義に向けて」新教出版社

解放講座/解放講座 D[障がい者差別]
解放講座 D[障がい者差別](2単位 2月7日~20日) 島 しづ子(1~4)
<講義の概略>
この講座は「障がい者差別問題」の視点から、自分自身を不自由にしている差別の問題を考える。
1981年が国際障害者年とされ、「完全参加と平等」が叫ばれた前後から、日本基督教団でも「障がい者のために」から「障がい者と共に」という視点の変化があり、行政でも「障がい者と共に」という言葉が使われるようになった。しかし、障がい者の尊厳が損なわれている現実は変わらずにある。障がい、病気をマイナスと考え、『普通』というあいまいな概念で、本来多様でしかない人間を枠にはめこもうとする考え方が支配的だからだ。
人間の中心には弱い自分自身がいる。弱い自分を隠し、弱いときに傷つけられた痛みを隠し、壁を作り、怒りと孤独にうめきながら、尚、強いふりをしながら生きることをやめて、壁を壊し、自由になる道を考えたい。当事者のみならず、差別する者をも不自由にしているこの考え方を再考し、共に解放される道を模索したい。
<参考書>
・レッツ!当事者研究 1.2,3 べてる しあわせ研究所 編集協力 向谷地生良
認定NPO地域精神保健福祉機構・コンボ
・「私は戦争のない世界を望む」アルノ・グリーン著 村椿嘉信・松田眞理子訳 ヨベル刊
解放講座/特別講義(アイヌ民族の権利回復)
一般教養/キリスト教概論
キリスト教概論(2単位) 滝澤 貢(1〜4)

<講義の概略>
「キリスト教って何ですか?」と問われた時、わたしたちは何と言ってそれに答えるだろうか。わたし(たち)にとって自明なことは、全てのキリスト者(たち)にとって自明なことだろうか。隣の人の理解するキリスト教とわたしの理解するキリスト教とは正しく一致しているのだろうか。一致していなければどちらかがキリスト教ではないことになるのだろうか。 世界に枠を広げるまでもなく、わたし(たち)のキリスト教理解には様々な違いがある。その違いの幅を歴史は「豊かさ」として受け入れてきた。ところが歴史上何度かは、違いを豊かさとして受け入れることが出来ずに、「異端」として退けても来た。ではそれを分ける線は一体何だったのだろう。 キリスト教概論の授業ではこの「キリスト教って何?」という問いに、様々な神学、特に歴史神学の助けを借りながら答えを一緒に探ってみたい。 受講する学生は、自らが所属する、あるいは奉仕する教会の特徴について、また自らの教会/信仰歴について受講生皆と分かち合うことからはじめるので、講義が始まる前までにあらかじめ分かち合うべきものを用意しておいていただきたい。教会が発行する週報や記念誌、所属するグループの月報などが助けになるだろう。 授業の最後に映画のDVDを鑑賞する。講義時間の枠を超えてしまうため、教室・開催日・開始時刻などを講義中に調整する。 <教科書および参考書> 教科書は用いない。参考書は講義中に提示するかも知れない。 日本基督教団に所属する学生は最新版の「日本基督教団年鑑」の「教団の記録」(おおよそ35ページ程度)が参考になる。 担当:滝澤 貢(日本基督教団四谷新生教会牧師)
宗 教 学(2単位)は隔年開講のため、今年度の開講はありません
社 会 学(2単位)は隔年開講のため、今年度の開講はありません

一般教養/宗教学
宗教学(2単位)は隔年開講のため、今年度の開講はありません
一般教養/社会学
社会学(2単位)は隔年開講のため、今年度の開講はありません
一般教養/オルガン実技Ⅰ
オルガン実技Ⅰ(2単位) 三宮 千枝(1〜4)

<講義の概略>
礼拝奏楽のためのリードオルガン奏法、各人に応じた個人レッスン。
<教科書>
♪初歩の人 島崎赤太郎編『オルガン教則本』
『初歩からさんびかがひけるまでのオルガンテキストブック』1〜4(キリスト教音楽センター)
♪オルガン教則本終了程度の人『ラインハルト・オルガン教本』(日本基督教団出版局)
<参考書>
『讃美歌21』、大中寅二『礼拝用オルガン小曲集』『オルガン聖曲集』等。

オルガンⅡ(後期2単位) 三宮 千枝(実技Ⅰ既習者、Ⅰ未習者は要相談)
<講義の概略>
礼拝奏楽のためのリードオルガン奏法、個人レッスン。オルガン実技Ⅰ履修者対象。
<教科書>
オルガン実技Ⅰで使用の教科書の続き、『讃美歌21』
<参考書>
J.S.バッハ『オルガン曲集』等、適宜。

一般教養/オルガン実技Ⅱ
オルガン実技Ⅱ(2単位) 三宮 千枝(実技Ⅰ既習者、Ⅰ未習者は要相談)

<講義の概略>
礼拝奏楽のためのリードオルガン奏法、個人レッスン。オルガン実技Ⅰ履修者対象。
<教科書>
オルガン実技Ⅰで使用の教科書の続き、『讃美歌21』
<参考書>
J.S.バッハ『オルガン曲集』等、適宜。

語学/ヘブライ語文法
ヘブライ語文法(4単位) 高柳 富夫(1〜4)

<講義の概略>
ヘブライ語の初級文法を学びます。前期は最も基本的な文法事項を学習します。後期は創世記第一章のテキストを読みながら、その都度必要に応じた文法事項を復習し、かつ補足して行きます。
<授業の進め方>
はじめにヘブライ語のアレフベートと発音記号の学習に充分時間をかけ、ヘブライ語聖書を音読できるように修得を目指します。
その後は、実践的に創世記第一章を読みながら、その都度必要な文法事項を整理して解説していきます。動詞の変化、名詞、代名詞、前置詞などの学習、そしてヘブライ語の基本的な統語法の学習を、原典に則して実践的に修得していきます。
どれか一つの文法書をくまなく学習するのではなく、講師のヘブル語学習の経験に基づいて、学習のポイントを絞ってできるだけ分かりやすく解説していきます。
学習目標は、原典を音読できるようになること、辞書を使えるようになること、原典(BHS)の脚注を読めるようになること、この三つを目指します。
<教科書>
講師が考案した教科書を使います。
<参考書>
J・ワイングリン著 『実践 旧約ヘブル語文法』 いのちのことば社
左近義慈著 『ヒブル語入門』(改訂増補版) 教文館
『聖書ヘブライ語』キリスト教図書出版社 創刊号~第九号
片山徹著『旧約聖書ヘブライ語入門』キリスト教図書出版社
谷川政美著 『ヘブライ語独習』キリスト新聞社
池田 潤著 『ヘブライ語のすすめ』ミルトス
J.Weingreen, A Practical Grammar For Classical Hebrew, second ed. Oxford
University Press, 1959
B.P. Kittel, V. Hoffer, and R. A. Wright, Biblical Hebrew: A Text and Workbook,
Yale University Press, New Haven and London, 1989
A.B. Davidson, Davidson’s Introductory Hebrew Grammar, 27th ed.T.&T. CLARK,
Edinburgh, 1966.
<辞 書>
William L. Holladay, A CONCISE HEBREW AND ARAMAIC LEXICON OF
THE OLD TESTAMENT,Hendrickson, 1993
Brown, Driver, Briggs, The New Brown-Driver-Briggs-Gesenius Hebrew and
<辞 書>
William L. Holladay, A CONCISE HEBREW AND ARAMAIC LEXICON OF
THE OLD TESTAMENT,Hendrickson, 1993
Brown, Driver, Briggs, The New Brown-Driver-Briggs-Gesenius Hebrew and English Lexicon,Hendrickson, 1979

語学/旧約原典(4単位)・旧約原典(4単位)
旧約原典(4単位)高柳 富夫(1〜4 ヘブライ語文法履修者)
<講義の概略>
ヘブライ語初級文法履修者が対象です。前期は文法事項を復習し補足しながらルツ記を読みます。ルツ記を読み終えた後は、ヘブライ語聖書から任意の箇所を選んで原典講読を進めますが、前期の様子を見て取り上げる箇所を検討します。
<授業の進め方>
授業の中で原典を音読し、文法事項を確認しながら、辞書を用いて一緒にゆっくり講読を進めますので、事前準備はいりません。
学習目標は、ヘブライ語文法の授業の継続として、原典を音読できるようになること、辞書を使えるようになること、原典(BHS)の脚注を読めるようになることを目指します。必要に応じてルツ記の重要な釈義的問題にも取り組みます。
<教科書>
Biblia Hebraica Stuttgartensia
講師考案の文法書
<参考書>
J・ワイングリン著 『実践 旧約ヘブル語文法』 いのちのことば社
左近義慈著 『ヒブル語入門』(改訂増補版) 教文館
『聖書ヘブライ語』キリスト教図書出版社 創刊号~第九号
片山徹著『旧約聖書ヘブライ語入門』キリスト教図書出版社
J.Weingreen, A Practical Grammar For Classical Hebrew, second ed. Oxford
University Press, 1959
B.P. Kittel, V. Hoffer, and R. A. Wright, Biblical Hebrew: A Text and Workbook,
Yale University Press, New Haven and London, 1989
A.B. Davidson, Davidson’s Introductory Hebrew Grammar, 27th ed.T.&T. CLARK,
Edinburgh, 1966.
<辞 書>
William L. Holladay, A CONCISE HEBREW AND ARAMAIC LEXICON OF
THE OLD TESTAMENT,Hendrickson, 1993
Brown, Driver, Briggs, The New Brown-Driver-Briggs-Gesenius Hebrew and English Lexicon,Hendrickson, 1979
語学/ギリシア語文法
ギリシア語文法(4単位、再履修にて8単位まで可) 吉田 忍(1〜4)
<講義の概略>
新約聖書のギリシャ語の基本文法を学びます。授業は文法事項の説明及び宿題の解説が中心となります。毎回、希文和訳及び希語単語暗記を宿題として提出しますから、受講者は予習・復習に十分時間を割く必要があります。
尚、一度基本文法を学ばれた方が受講しても構いません。
<教科書> 大貫隆『新約聖書ギリシア語入門』岩波書店、2004年
<参考書> 授業内容をまとめたプリントを毎回配布します。
語学/新約原典(4単位)
新約原典(4単位) 吉田 忍(1~4)

<講義の概略>
ギリシャ語文法単位取得者が対象です。
新約聖書原典を主に文法の観点から、必要に応じて新共同訳や聖書協会共同訳、岩波訳、フランシスコ会訳、新改訳、田川訳などを参照しつつ、丁寧に読み進めます。出席者は既存の訳を参照しても構いませんが、自分なりの訳文を予習の段階できちんと作成する必要があります。
講読テクストは受講者と相談して決定します。
<教科書>
Nestle-Aland, Novum Testamentum Graece (Stuttgart, Deutsche Bibelgesellschaft, 28. rev. Aufl., 2012
<参考書>
大貫隆『新約聖書ギリシア語入門』岩波書店、2004年
D. B. Wallace, Greek Grammar Beyond the Basics, Grand Rapids:Zondervan, 1996
織田昭『新約聖書ギリシア語小辞典』教文館、2002年

語学/アジア諸語(ハングル)
アジア諸語(ハングル)(4単位) 鄭 芝永(1〜4)
<講義の概略>本講座は韓国語を学び、韓国語の聖書を読むことを目的として設定しました。まず、韓国語の表記手段である「ハングル」文字を読むことから始め、次に音を「ハングル」文字で書くことを目指します。読むことと書くことを学び、韓国語の基礎文法を理解することに進みます。本講座では、主に、新約聖書から主イエスの語録を抜粋し、一緒に読むことや一緒に書くことを通して韓国語を学ぼうと考えています。
<教科書>講師が準備します。
語学/英書講読
英書講読(4単位)吉田 忍(1〜4)
<講義の概略>
キリスト教に関連する英語書籍を講読します。テクストは受講者と相談して決定します。
出席者は十分な予習及び復習が必要となります。
<教科書>
受講者の習熟度に応じて決定します。
<参考書>
授業中に指示します。
農業実習/農業実習Ⅰ・Ⅱ
農業実習Ⅰ・Ⅱ(各8単位) 池迫 直人(1〜2)

<実習の概略>
土と作物の生育、農場を中心とした環境の観察、自然界の循環などについて少しでも親しみをもっていただくよう授業を進めたいと願っています。

農業実習・農業実習Ⅲ[アジア学院にて]
農業実習Ⅲ(8単位)[アジア学院にて](3〜4)
夏季に 3 週間、アジア学院に委託して行われます。 生活全般が農の営みに根ざす経験を通して 、 農 を体験的に理解する実習です。猛暑の中での労働、 言語外のコミュニケーション能力、実践的な英語 能力が求められるので、希望者の適性を担当者が考慮したうえで推薦を受ける場合にのみ、受講ができます 。
なお、英語の実践力は判 断の基準ではなく相手を理解したい、大切なこ とを伝えたい、人とつ ながりたいという心理的な側面が重視されます。体力的にあまり自信のない方でも長期間にわたる日常からの準備があれば、可能となりえますので、詳細は担当 者にお尋ねください。
コミュニティーワーク

今年度は毎週木曜日1限目をコミュニティーワークの時間とします。学生、教師共に作業をすることを通して共同性をより豊かなものにしていきたいと願っています。
8時30分に集合し、農業実習履修者とコミュニティーワーク参加者とに別れて校内整備を行います。その時々の必要に応じて校地の整備をし、教育環境を共に整えていきたいと思います。基本的にボランタリーな時間ですが、生活環境への理解を深めるために、農業実習履修者以外全員が積極的に参加してくださることをお願いします。

教会・社会実習/教会実習
卒業までに16単位を修得する。関心事にあわせて選ぶことができるが、専門コースに進む場合、教会実習は必修である。

教会実習(8単位)(3〜4)卒業までに16単位を修得する。関心事にあわせて選ぶことができるが、専門コースに進む場合、教会実習は必修である。

1.目的
夏期に行われる教会実習は神学教育の重要な一部門である。この実習は比較的長期にわたって教会に奉仕し、教会活動(伝道、牧会、教会学校、家庭集会、その他)に責任を与えられ、そのことを通して学校で学んで来た神学が実践活動の中でどのように生かされるか、また実践活動の中からどのような神学的問いが与えられるかについて学ぶ。すなわち、教会の宣教活動と神学研究との関係でより深い認識を得ることが期待される。
具体的には、特に、①教会の伝道と教会形成に関して、今日の教会が抱えている宣教の課題を学ぶ。②この実習によって、神学を学ぶことの意義を新しく認識し、伝道者として立つ使命を再認識する。
2.学年
第3年次生と第4年次生
3.期間
夏期休暇中、1カ月。具体的な日程は、先方教会との交渉による。
4.神学校と教会との関係
実習は、神学校が教会に依頼して行うものである。したがって、個人的な関心で実習を希望する場合は、学校が正式決定をし、学校から先方教会に依頼するので、勝手に交渉せず教務に連絡し相談すること。
5.実習に関する注意事項
実習生は、先方教会の教師の指示に従い、教会活動に責任をもって奉仕する。説教、聖書研究、家庭集会、子どもたちの諸活動、青年会活動などの責任が与えられるが、十分準備して奉仕するとともに、その働きについて教師、役員、教会員と話し合って責任を果たすことが望まれる。
6.費用について
旅費、宿泊費は実習教会が負担する。ただし、教会の事情により学校が一部負担する場合もあ
る(学校が交渉)。
生活費は個人負担とする。

教会・社会実習/社会実習
社会実習(8単位)(1〜4)

1.目的
①農村社会実習は、一定期間農村に滞在し、今日の農村社会や農業の現実を学び、また農村社会
にある教会の現実に触れることをめざす。実習にあたっては、教務と話し合い、その上で実習受
け入れ先を決める。受け入れ先との連絡は学校が行う。
②日本基督教団部落解放センター実習、キリスト教が担う社会活動団体・センター等で実習をおこなう。
具体的には教務と話し合い受け入れ先を決める。
2.期間:夏期休暇中、約1ヶ月
3.学年:第2年次生から
4.費用について
旅費、宿泊費は受け入れ先が負担する。ただし、受け入れ先の事情により学校が一部負担する
場合もある(学校が交渉)。
生活費は個人負担とする。

教会・社会実習/寿現場学習
寿現場学習(8単位) 汀 なるみ(3~4)

<講義の概略>
日本四大寄せ場のひとつと言われる横浜寿地区、時代の変遷により社会の要請のはてに労働者の町として形成され、現在は「福祉ニーズの高い町」といわれているが、その実情は障がい・疾患・他困難を抱える事情から一般社会で生きにくくされた「人」が多く住まう町ともいえる。開発繁栄した都市横浜のすぐとなりに横たわる「社会が抱える問題が重積した地区」において困難を担わされ、その全人的苦痛の中で生きた人々と連帯を願い行動する人々の軌跡を今もつづく現場で体験し、自身と「人間」に出会い直す機会を目標とする。
実習活動として、定期では毎週金曜日に炊き出しの参加がある。他に野宿者訪問活動、定期活動以外は寿地区の支援団体及び行政施設の訪問、町や野宿経験をされた方からお話を伺う。
寿地区で炊き出しが始まったのが1993年。2020年9月~2021年8月までの29次寿炊き出しの会報告集によると、合計20,291食/平均461食であった。なぜこの地で始まり続いているのか、「いのちを守る活動」として雨風厳しい日はもとより、このコロナ過でも続いているのはなぜか。問われていることを歴史からの記録だけでなく感じ考え出会いを見出したい。また、野宿者訪問活動も1984年から始まり同様に数字だけでなく町に出てその重みを共に感じたい。
その他に、地域自治や活動として夏祭り・寿越冬闘争・冬祭りなどがあり年間を通して寿地区の今を体験し実習とする。
<教科書>なし
<参考図書>
『現代キリスト教倫理3 日本に生きる』日本基督教団出版局
『釜ヶ崎と福音』本田 哲郎著/岩波書店
『寿町保健婦日記』渡部 幸子著/日本放送出版協会
『いのちの灯ともす-寿地区センター10年の講演記録集』日本基督教団神奈川教区寿地区センター
『いのちの灯ともしつづけて 寿地区センター30年の記録』日本基督教団神奈川教区寿地区センター
『いのちの灯消さない―寿地区センター20年―』日本基督教団神奈川教区寿地区センター
『寿で暮す人々あれこれ』村田由夫著/神奈川県匡済会
『第29次炊き出し報告集』寿炊き出しの会
『女性ホームレスとして生きる―貧困と排除の社会学』丸山 里美著/世界思想社
『ニューロダイバーシティの教科書』村中 直人著/金子書房
その他

教会・社会実習/台湾実習(未定)
台湾実習(8単位)(3〜4)

農村伝道神学校と玉山神学院とで交互に開催される実習ですが、2022年度は開講の予定はありません。
<農村伝道神学校での実習の場合>
1.期間:約一ヶ月
2.費用:台北から成田までの往復旅費は玉山が負担する。日本滞在中の諸費用は農村伝道神学校が負担する。
3.農伝側の受け入れ人数:2名
4.内容
ⅰ.日本や教団の教会の歴史と状況を学び、宣教のあり方を考える。
特に、アイヌ民族の問題に注目し、多くの教会との出会いの場を設け、台湾先住民
の課題を共有する。
ⅱ.農伝の学生との交流を行う。
ⅲ.アイヌ民族との出会いと交流の場を設ける。
ⅳ.日本の状況と、さまざまな宣教の取り組みを学ぶ。
ⅴ.農業実習などの授業に参加する。
ⅵ.何回か説教する。
<玉山神学院での実習の場合>
・この実習は「教会実習」または「社会実習」のどちらの実習としてもよい。
・派遣学生の選定は、教師会での協議を経て、校長が決定する。
1. 期間:約一ヶ月
2. 費用:成田から台北までの往復旅費は学校が負担する。成田までの往復旅費は本人が負担する。台湾滞在中の諸費用は玉山神学院が負担する。
3. 玉山側の受け入れ人数:2名
4. 内容
ⅰ.台湾や台湾教会の歴史と状況を学び、宣教のあり方を考える。
特に、先住民族の問題に注目し、出会いの中での学びに重きを置く。
ⅱ.玉山神学院の学生との交流を行う。
ⅲ.授業に参加する。
ⅳ.先住民族の教会を訪ね、滞在し、教会活動に参加する。
ⅴ.日本による植民地時代などの歴史、現代の台湾が直面する問題をも学ぶ。
ⅵ.何回か説教を担当する。

論文及び研究活動/論文・レポートの書き方Ⅰ(前期)
論文・レポートの書き方Ⅰ(前期)

2020年度は各クラスアドヴァイザーが担当(1〜4)

〈概要〉
神学を学ぶにあたり、文章表現の作法を身につけます。学期レポート、ひいては卒業論文を作成するための基礎力をつけることを目的とします。
〈内容〉
コミュニケーション・ツールのうち、学問では文章表現を用いることが多くあります。学問の出発点は“どのような「問い」を立てることができるのか”です。自分が探求していきたい問いを解明するために文献の探し方を学んだ後、そのプロセスを文章表現として「かたち」にする方法として、マイクロソフトofficeのワープロソフトである「WORD」などの使い方について共有します。
〈計画〉
全3回の講義では以下の計画で進めます。
1. リサーチ(研究)の基礎:図書館の利用方法、文献の探し方
2. リサーチ・クエスチョンの立て方:研究課題の設定
3. パソコンソフトの使い方:マイクロソフトofficeの「Word」使用の基礎
〈教科書・参考文献〉
教科書は使用しません。参考書については、適宜、ご紹介します。

論文及び研究活動/
論文

卒業論文(8単位) 教 師(4)
卒業研究(8単位) 教 師(4)